お台場 トークイベント「水族館ナイト!〜水族館は日本の文化になる」

10月19日、秋晴れの日曜日にお台場に行ってきました。
目的は青海にある東京カルチャーカルチャーにて行われたトークイベントの参加です。
題して、「水族館ナイト〜水族館は日本の文化になる」です。
水族館プロデューサーの中村元さんとライターのまんじまるさんという水族館ファン必見のものです。
開催された東京カルチャーカルチャーはライブハウスZEPP TOKYOの2階にあります。この日もZEPPではVAMPSのライブがあったようで一階にはビジュアル系の娘さんたちがいっぱいで熱気ムンムン。そんな熱い熱気の上でこちら東京カルチャーカルチャーも負けじと熱い熱いトークが繰り広げられたのでした。
司会者のテリー植田さんと中村元さん、まんじまるさんの三人でのボケ突っ込みの息のあった爆笑トークは芸人も真っ青の絶妙さが軽快で最高でした。

水族館トークということで、中村さん秘蔵の水族館でのベストショットが大きなスクリーン3個で見ることができてこちらも良かったです。トークのネタにあわせて写真を見ながらの解説でとても分かりやすかったです。
 
トークは50分、10分休憩、50分という二部構成になっていましたが、時間が足りないくらいのもう濃ゆすぎるトークでした。そんな抱腹絶倒トークをいくつかご紹介。

水族館と動物園の違い、水族館に欠かせない水は日本人のカミへの敬いにも通じるというアニミズム論は非常に興味深い話でした。人間の水進化論などにも話題は展開してホント引出が多いです。勉強になります。
水族館は昔と比べてとても展示面が大きく見やすくなりましたが、以前はガラスを使っていたものをアクリルガラスに変えたことで強度が増して今のような見やすい展示ができるようになったのだとか。アクリルは何枚も重ねて接着して強化できますし、透明度もなくならないのだとか。しかし、そんなアクリルも透明すぎて色がつかないので背景を青にして海の色を演出しているというのも今回初めて知って目からウロコでした。
ラッコが日本にやってきたときのエピソードも中村さんの努力の賜物だったそうで、あれやこれやと宣伝をされたとか。今やラッコを知らないって人いませんもんね。スゴイです。
 
そんなトークの中で特に印象に残った言葉が「水族館にやってきた生き物はその生き物の代表」という言葉です。例えばラッコを見に現地に行くことはなかなかできるものではないですが、水族館に来れば見ることが出来る。いかに興味を持ってもらうかということも大事ということですね。こういう視点から多くの水族館の動員を大幅に上げてきた、見る楽しさ、興味を持たせる展示のプロデュースをなさっている力量を感じました。
私の隣に座っていた若い女性は熱心にトークを聞いていたので話してみたら、水族館勤務を希望している方なんだそうです。トーク中もメモを取り水族館が本当に好きなんだというのがこちらにも伝わってきました。こういう方が未来の水族館をまた盛り立てていってくれるのでしょうね。

中村元さんブログ 
必見ブログ水族館
http://blogs.yahoo.co.jp/kapaguy/ 
WEB 水族館
http://web-aquarium.net/index.shtml

まんじまるさんのブログ
まんじまる流Z&A
http://manjimaruryu.blog101.fc2.com/
これらのサイトには水族館に対する愛が溢れています。必見!!

※なーんと!このトークイベント大盛況だったそうでめでたく第2弾決定になったそうです。来年2月あたりにあるそうです。また参加せねば!

そして、水族館に行きましょう!

続報。第2弾日程決定しました。
来年2月21日(土曜日)だそうです。