紫陽花の競演と観音様

昨日に引き続き鎌倉話です。
鎌倉大仏を見学してから長谷寺に向かいました。山門入り口には長谷観音の大きな提灯が見えます。拝観料300円を支払っていよいよ中へと入ると入り口に池があってアヤメなどが咲いています。石の階段をしばらく上がっていくと最初に阿弥陀堂が見え中を拝見すると美しい阿弥陀如来様がおわします。参拝を済ましていよいよ観音堂へ薄暗い内部を歩いて前を見るとおおきな十一面観音様が!半眼の目で私を慈悲深いまなざしで見下ろされていました。凄く美しいお顔です。いやーしばらくぼけーっと見とれてしまいました。
近くで見てもいいし、少し離れてもいいです。かなり大きな観音様です。

参拝を済ませて横を見ると石がたくさんあってお経を一字書くとまた次の人がお経の一字を書いていきその石が全てのお経の文字分できたら奉納というお経リレーになっていたので参加してきました。

観音堂を後にして、紫陽花の散策路へ。急な崖にこれでもかというくらい色とりどりの紫陽花が咲き誇っていました。いつも見ている紫陽花のほかにもたくさんの種類の紫陽花があるそうで20種類くらいの紫陽花がもうたっくさん咲いています。雨上がりで少し濡れている紫陽花というのもなんともいえない風情。崖を散策路に沿って歩くのでそんな妖艶な紫陽花に囲まれて歩くことになり香りもいいしとまるで極楽のような美しさでした。そして崖の頂上につくと由比ガ浜が一望できるのです。紫陽花と少し曇っている由比ガ浜というすばらしいコラボレーションに感動しました。

観音堂前に見晴らし台もあってここで休憩してお茶を飲んだのですが晴れていたらもっと遠くまで見えるのでしょう。気持ちのよい海の風景を山から見下ろすというのはいいですね。
紫陽花を見終わった後は弁天堂に入りました。洞窟の中にある弁天様で弁天様と十六童子が祭ってあります。洞窟の中で灯明にロウソクがあるのでなんとも神秘的な風景と雰囲気です。ちょっと酸欠になりそうな感じで幻想的な幻が見えそうでした。洞窟というのも大仏の胎内などに近い雰囲気があるなと感じたんですが。

実は紫陽花散策中にカメラに夢中で賽銭用に持っていた小銭入れを落としました。幸いに後からきた中年のご夫婦に声をかけて貰って落としたこと気がつくことが出来ました。観音様のご利益でしょうか。ありがたやです。

夜に友人に長谷寺に出向いたことをメールを送ったら前日に同じコースを回っていたそうな・・・・偶然だったのですが紫陽花に呼ばれたのでしょうか?はたまた観音様に呼ばれたか?