「別海から来た女」結婚詐欺・不審死殺人事件

昨年秋、東武東上線みずほ台駅ロータリーの富士見ラドンセンターの看板に一枚の告知が貼られていました。平成24年10月31日を持って閉館しましたというお知らせです。 富士見ラドンセンターは国道463線沿いにあった温泉施設で、1970年代からの長きにわたる営…

大仏をめぐろう

東京カルチャーカルチャーなどのイベントなどでもお世話なっている、まんじまるさんこと、坂原弘康さんがこのたび大仏の本を上梓されました。 まんじまる流 http://manjimaru.cocolog-nifty.com/blog/ 大仏をめぐろう作者: 坂原弘康出版社/メーカー: イース…

東京洞窟厳選100

山の斜面や崖に穴が開いているとつい覗き込んでしまう。そんなわけで洞窟を見るとなぜか入りたくなってしまいます。 人間の最初の住みかは洞窟だったそうだし、そんな穴の中のぽかーんとした真っ暗な空間は人を惹きつけてしまう魔力をもっているらしい。 真…

水木しげるの遠野物語

以前にビックコミックをたまたま読んだら素晴らしい連載があってこの度、文庫化されたと知って早速買ってきました。水木しげるの遠野物語 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕) [ 水木 しげる ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > コミック > 青年 > 小学館 ビ…

妖怪ハンター

妖怪ハンターは今から30年も前の1978年に週間少年ジャンプに連載されていた漫画です。妖怪ハンター 天の巻 (集英社文庫)作者: 諸星大二郎出版社/メーカー: 集英社発売日: 2005/11/18メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 36回この商品を含むブログ (70件) を…

ますむらひろし 宮澤賢治童話作品集

富士見市図書館には漫画本もたくさん所蔵されています。 懐かしい漫画や一度読んでみたいものが結構あるので最近は半分くらい漫画を借りていました(笑)ここで見つけたのが、ますむらひろしの漫画作品です。 アタゴオル物語の世界を一度読んでみたかったの…

怖い話

職場が富士見市に来たおかげで大好きな図書館利用がまた再開できました。富士見市の図書館は私好みの蔵書がとても多くて嬉しい悲鳴をあげています。読みたいものだらけで迷ってしまうほど。読書の秋が益々楽しくなりました。そんな図書館蔵書第一弾、怪談専…

ニッポン昔話 上.下

花輪和一先生の幻の作品が再び単行本化されたというので、相方が買ってきました。ニッポン昔話 上巻 (ビッグコミックススペシャル)作者: 花輪和一出版社/メーカー: 小学館発売日: 2009/06/30メディア: コミック クリック: 15回この商品を含むブログ (18件) …

目玉の思想 図像学入門

大好きな荒俣宏先生の講義が書籍化されたものです。 1991年7月から92年9月まで、テレビ東京の深夜放送で毎週金曜日に30人の生徒が30分間の講義を学ぶという番組だったそうな。記憶にありません。でもこんな夢の講義があったとは受講生の皆さんがうらやましい…

小林カツ代の楽々ケーキづくり

水曜日の休みに久しぶりにシュークリームを作りました。 何度か作っているので大分慣れてきてはいるのですが、初めて作ったときは大失敗をしてシュー皮が膨らみませんでした。シュークリームは難しいと思っていたときに出会ったのがこの本です。小林カツ代の…

薬菜飯店

寒い冬がやってきました。 汗をかかなくなってくるこの季節、どーも身体が重く感じられます。真夏にはたくさん汗をかいていたので夏の方が身体が軽かったような。 蓄積されている老廃物を感じる季節になりました。汗をかいていると思うこと、身体の中の汚い…

奇想の江戸挿絵と怖い絵

以前見たNHKの爆笑問題がエスコート役の番組に辻惟雄(つじのぶお)さんが出ていたのをたまたま見ました。面白い美術作品の紹介をしていました。伊藤若冲や曾我蕭白などなど、作者の不思議なエネルギーがこれでもかとほとばしるような上手いのだけれど、ちょ…

おにぎりの丸かじり

全国に多くのファンを持つ丸かじりファン待望の最新刊です。おにぎりの丸かじり 「丸かじり」シリーズ28 (丸かじりシリーズ)作者: 東海林さだお出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2008/03/07メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (14件) を…

手塚治虫の「ブッダ」

ブッダとは、お釈迦様のことです。お釈迦様は実在をした人です。 今から約2000年前にシャカ族の王の息子として生まれたゴータマ・シッダルタ(ブッダ)は何不自由なく暮らしていたのですが、インドに今でもあるカースト制度や何故人は生まれて死ぬのかと考え…

他人事

後味の悪い文章を書かせたら今や日本でナンバー1ではないかと思います。 「東京伝説」でお馴染みの平山夢明氏の短編小説集です。他人事(ひとごと)作者: 平山夢明出版社/メーカー: 集英社発売日: 2007/10メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 42回この商品を…

幸せになるために生まれてきたんだから

ライター&インタビュアーの吉田豪さんが好きでネットラジオ番組の「豪さんのポッド」を良く聞いてます。とにかくトークが面白くていつも笑い転げています。吉田豪さんはタレント本マニアとしても有名なんですが、そこで絶賛していたのがこの本でした。玉置…

てのひら怪談2

先日、紹介した [本]てのひら怪談 - monksiiru(もんくしーる)の日記の待望の第二弾が昨年12月に出版されました。 うちの図書館はなんという素晴らしい手際のよさと書選なのでしょうか。購入をしてくれたので早速、予約をし届いたので読んでみました。てのひ…

狂いの構造

後味の悪さナンバー1の「東京伝説」シリーズを手がける平山夢明氏と精神科医の春日武彦氏の対談集です。「狂い」の構造 (扶桑社新書)作者: 春日武彦,平山夢明出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2007/08/30メディア: 新書購入: 14人 クリック: 51回この商品を含…

干し野菜のススメ

冬のこの時期、非常に乾燥しますよね。室内外ともにカラッカラ、人間まで干からびそうです。 しかしそんな乾燥を嘆いていても仕方ない。こうなったら利用してしまおうということで干し野菜をせっせと作っています。元のアイデアは下記の本を読んだことがきっ…

暴走老人

図書館で予約11人待ちの末にやってきました。暴走老人!作者: 藤原智美出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/08メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 48回この商品を含むブログ (41件) を見るニュースを見ていて高齢者がおこす事件が多くなったなぁと思って…

ふぞろいな秘密

私の利用している図書館にあったのでそういえばほとぼりも冷めたから読んでみっかと思い読みました。うちの市立図書館5冊も蔵書持ってました。この手の流行り本は騒ぎが落ち着くと閉架となって倉庫のこやしとなってしまいます・・・近日中にこやし決定でしょ…

京都妖怪紀行

京都のあやかしどころ、妖怪にちなんだ場所を紹介するガイドブックがあったらいいなぁと思っていたらホントに出ました。京都妖怪紀行―地図でめぐる不思議・伝説地案内 (角川oneテーマ21)作者: 村上健司出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2007/08メディア: 新…

コロッケの丸かじり

敬愛すべき食い意地界の重鎮、東海林さだお先生の丸かじりシリーズ最新刊です。コロッケの丸かじり [「丸かじり」シリーズ27] (丸かじりシリーズ 27)作者: 東海林さだお出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2007/09/07メディア: 単行本 クリック: 3回この商…

冷蔵庫で食品を腐らす日本人

なんともショッキングなタイトルの本です。著者は敬愛する魚柄仁之助さんです。図書館で予約をしてやっと読むことができました。冷蔵庫で食品を腐らす日本人 (朝日新書059)作者: 魚柄仁之助出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2007/08/10メディア: 新書購入…

黄昏綺譚

この本を図書館で借りたというのもなんとも奇妙な偶然からでした。 先日の盛岡探索の折に立ち寄った某所にて在野の歴史研究家でんすけ先生が最後の観光名所と行って案内をしてくれたのがこのあたりでは有名だという幽霊屋敷でした。前を通っただけだったので…

世田谷一家殺人事件の真実

世田谷一家殺害事件(せたがやいっかさつがいじけん)とは、 21世紀を目前に控えた2000年12月30日午後11時ごろから翌31日の未明にかけて、東京都世田谷区上祖師谷3丁目の会社員宅で、長女(当時8歳)や長男(当時6歳)を含む一家4人が惨殺された事件、または…

化学物質過敏症

仕事でたまに分譲や賃貸で空き家になっている物件を見に行くことがあります。 これからの灼熱の季節は嫌だなぁといつも思います。理由はドアを開けた瞬間にお約束通りに「あのにおい」を胸いっぱいに吸う羽目になるからです。 「あのにおい」とは新築物件で…

死の雑学

先日読んだ「遺品整理屋は見た!」とタイミングよく借りて読んでいたのがこの本です。死の雑学―舌を噛み切っても死ねない理由作者: 上野正彦出版社/メーカー: イースト・プレス発売日: 2005/12/01メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 7回この商品を…

遺品整理屋は見た!

私の生業は不動産業なのですが、人の人生に関わる仕事だなぁと思うと同時に昨今の高齢化社会、独居宅が増える時代において家にまつわる仕事は「死」にも関わるんだなよなとあらためて思います。人の死というものは誰かに看取られて亡くなる場合ばかりではあ…

うわさの神仏

私の利用している市立図書館では新作本の紹介がリアルタイムにネット公開されています。 お目当ての本を見つけるとネット予約もできてしまいますから図書館フリークのわたしとしてはとてもありがたいことです。 そんな新作紹介にてみつけたのが加門七海さん…