その2 ワープステーション江戸

牛久大仏様を堪能したので次はどこに行こうかなと思ったのですが、牛久市の皆さんゴメンナサイ、周りってなんにもないじゃーんと非常に困りました。
時間も中途半端なわけですがね・・・。シャトーカミヤっていうワイナリーがあるらしいのですが、わしら酒のめない下戸のカエルだしなーとしばし呆然。
とりあえず取出市に行こうと思って進みだしてしばらくしたら「ワープステーション江戸」の看板を発見。おお!ここ行ってみようぜよってことで向かうことにしました。

ここを知ったのは「動物園、B級スポット大好き」という荒川さんのHPだったんですが、今確認したら荒川さんのレポは2000年のオープン当初だったと判明。

ワープステーション江戸を運営する(株)メディアパークつくばは、2002年7月25日、水戸地裁民事再生手続き開始を申請し、同地裁より保全命令を受けました。入場者数が当初の事業計画を大きく下回って推移し、2002年同期の来場者は約16万5000人と前年を大きく下回り、期末累損額は約12億4700万円にまで膨らんでいました。2002年4月に運営業務を「日光江戸村」を経営する大新東グループに委託していましたが、整備資金としての金融債務が重荷となり、返済見通しも立たないことから今回の措置となりました。

と上記の記事のように経営不振によって経営も変わっていたのですね。日光江戸村の割引券がそういえば案内所にあったのは系列が一緒ということだったんですね。にゃんまげ遠くまで出張してきてんなと感心してました。

と前振りが長くなりましたがなんとか看板の通りに行きたどり着きました。
随分としーんとしていますが・・・・大丈夫か?
駐車場には車もまばらです。うーんなんか閑散とした雰囲気だなーって思いつつ中に入ってゆくとお土産さんがあってそこの先が入り口らしいと判明。
お土産も民芸品やら地元の野菜などに半額シールがいっぱい貼ってあってお得なのかどうなのかわかんなくなっています。まるでスーパーの常時冷食三割引きみたいな感じです。

時間は4時10分で閉園は5時。どうするかなーと迷っていたのですが、係りの人に聞いたら一時間程度で回れるというので入ってみることにしました。
もうひとつの決め手も入場料1400円と思っていたのが500円だったというのもあります。
※調べてみたら平成17年3月に大幅値下げしたそうです。
開園当初にあったアトラクションなどの有料施設は全て撤廃しているからだとか。どうりでガイドブックに余り載っていないわけですね。水木しげる博物館なんてどこにもありゃしませんでした。出口に汚れたねずみ男がいて哀愁をかもしだしておりました。

さてと江戸の町に潜入です。中に入るとお客さんはわしら煩悩ズのみ(笑)
静まり返った江戸の町にいきなりワープしてしまいました。正直言ってたいした場所ではないなと思い時間つぶしで入ったのですが大間違い、大当たりでした。!!
江戸の町並みが本当に良く再現されているんですよ。芝居小屋、長屋、日本橋の川のある町並み、海船問屋、江戸城大手門、などなど・・・すごーい映画や大河のセットそのまんまの風景が目の前に広がっています。
しかも本日貸切だよ(笑)

ちなみに私がここに興味を持った理由は二年前に大河ドラマの「新選組!」のオープニングでいつもロケ地のところに「茨城県伊奈町」って書いてあったのを見たのがきっかけです。どうして伊奈町で撮影するのか不思議だったのですがここの町並みをそのまま撮影で使用していたとわかってとても嬉しくなってしまいました。
そして、展示物を良く見れば「タイガー&ドラゴン」の落語再現シーンや「真夜中の弥二さん喜多さん」もここでロケしたってわかってみんな好きな映画やドラマです。狂喜乱舞であちこちを走り回って見学してしまったわけです。
浮世絵ファン必見の華の浮世絵館っていうのがあって上映時間過ぎていたのですが映画を見せてもらいました。15分くらいの映画なんですが、なかなか面白かったのですが、気になったのはかび臭さ・・・・学校の体育館を思い出してしまいました。
これは昔は有料だったそうですが今は無料です。監督は瀬戸内少年野球団悪霊島写楽を撮った篠田正浩監督です。

私のような時代劇ファンだとアトラクションなどがなくなったこの状態が凄くいいなと思うのですが、経営的には大変なのかもなーと思いました。子供は見るだけだと喜ばんですからね。

今も撮影に使われているので運がよければ撮影に立ち会えることもあるそうです。http://www.wsedo.co.jp/