土地の神様にご挨拶

昨年の3月までに住んでいたところのすぐ先に小さな稲荷神社がありました。宮司さんも年末年始の初詣やお祭りのときにだけくるようで、普段はひっそりとお宮の門は閉まっていました。そこには4年ほど住んでいたのですが、3年間は除夜の鐘がなって新年になったと同時に初詣をして参拝をすることが出来たのですが、4年目の初詣のとき行こうと思っていたのですが、雪降っていた後でアイスバーンですべって危険ということで断念。2日までお宮が開いていると聞いていたので元旦は知り合いの挨拶周りに行ってました。そして2日の日に行くと・・・・お宮が閉まっていたのです。地元の人に聞いたら今年は参拝客が少なかったので元旦でお宮を閉めてしまったとか、非常に残念でした。

そんな出来事があってからしばらくしてから転居の話が晴天の霹靂のように持ち上がり、あれよあれよという感じで現在の場所に引越しをしてしまったというわけです。この引越しのエピソードも偶然のラッキーの積み重ねでとてもいいところが部屋探しをしてから3日目にみつかったのでした。

今思えば、4年目の初詣が出来なかったのは、もうここにいられない、ご縁がなくなるというのを稲荷さんが教えてくれたのかも知れないなと。

そんなこんなで引越しを終えて思ったのはあの稲荷神社のような土地の神様は新しいところにあるのかなということでした。ある日、車で近くを走っていると見つかったのです。氷川神社が・・・おおここか!と思ったのですが車で走行中ゆえそのまま通り過ぎてしまったのです。かくしてしょっちゅう通るくせに参拝にゆけないという状況でいつかはと思いつつ1年以上が経過したというわけだったのですが、昨日、ふと家で昼寝をうつらうつらしていたら氷川神社のことを思い出しました。
これは呼ばれているなと思ったので調度、台風あとの黄昏時の景色も見たかったので行ってきたわけです。家から10分くらいの場所だったのでカメラぶら下げてそのままぶらぶらと歩き出して氷川神社に到着。

ここも宮司さんはいないようです。街道沿いにあるので車がぶんぶんと走っているそばにあるのですが、鳥居をくぐって中に入ると森がうっそうとしているせいもあるのですがとても静かでした。本当に外の車の喧騒から完全に孤立しているくらいの清清しい静けさです。
よく掃き清められてとても気持ちのよい境内でした。一年の無礼をお詫びして参拝させていただき、気持ちもすっきりしました。

神社の先にお寺の燈篭が見えます。こっちも行ってみようかと思って行ってみると只今本堂を建設するとかで整地されたがらんどうでした。山門があったのでその前で、あのみうらじゅん氏いうところの「甘えた坊主」発見。でっかい石造が甘えまくっています。

今日は今日とて実はもうひとつ、名前を知っていながら行っていない氷川神社があったので行ってきました。大体の場所は知っていたのですが、適当に車運転していったらどんぴしゃりでたどり着いたのは本人もびっくりです。
ここはオカルトスポットで有名(境内で首吊りがあったとか・・・)なんで昼間行ってきました。こちらも小さいお宮ながらも氏子さんたちが大事にしているのが伝わってくるような清清しい空気の神社でした。