クロウ-飛翔伝説
一度見たのにある時期が来るとまた見たくなる映画っていうのがあります。この映画もそんなひとつです。
公開当時は主演のブランドン・リーが撮影中に銃の発砲事故で死亡、偉大なる父ブルース・リーの死と被るような死に方に因縁を感じます。
非常に将来を希望されていた俳優だったのでもったいなさ過ぎの短い人生でした。撮影途中の死だったので残りのシーンはデジタル合成で製作して世に出てきたとういわくつくの作品でもあり公開時話題になりました。
クロウ - 飛翔伝説 - デラックス・エディション [DVD]
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退廃した近未来の欲望渦巻く都市の中、ロック・ミュージシャンのエリック(ブランドン・リー)は恋人ともども悪の帝王トップ・ダラー一味に殺されてしまう。しかし、彼は冥界と現世を結ぶカラスの力でよみがえり、一味への復讐を誓う…。
恋人とともに殺されたエリックが復習のために冥界から戻って不死身のクロウとなり悪の一味を倒すという復讐譚なのですが、映画全体の雰囲気がゴシック調で暗い画面の中で繰り広げられているせいか見ていると非常に不思議な感覚になります。
カラスがゆらゆら飛んでいるオープニングの映像なんかもゴシックホラーの世界観という感じで素晴らしい。エリックと恋人が住んでいた部屋っていうのもゴシック調の大きな円形の窓があって近未来廃墟という感じでとても素晴らしい。そこからエリックが地上の落ちるシーンのなんと美しいことでしょうか。
蘇ったクロウ(エリック)のメイクはまるでモノクロピエロでカラスの力も得て最強となり、悪の一味と戦います。この悪の一味もまた良い感じで残忍で非情で適役としては最高でしょう。
冥界から戻ったクロウを助けてくれるのは、エリックと恋人の事件を担当した刑事。そして生前恋人と仲の良かった少女です。この二人との交流も良かった。この二人はその後のシリーズにも出てきます。
戦いのアクションはやはりブルース・リーの息子、激しくてこれまた良かった。悪の一味との激しい銃撃戦、ラストの戦いなどアクションだけでも楽しめます。
最後は涙なくしては見られない感動がある映画で何度見ても飽きないのです。
ダークヒーロー・・・日本でいうデビルマンみたいなものでしょうか?ちょっと影のあるヒーローが凄く好きな私です。
ブランドン・リー亡き後もクロウはシリーズ化されて
二代目は
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三代目は
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マーク・ダスカコスって実写版北斗の拳の人ってイメージだったのですが、完全に撤回します。マークのクロウもステキです。
ダークメイクで炎の中からバイクで走ってくるオープニングかっこよすぎ!
ちなみに私はアメプロのNWOスティング[スティーブ・ボーデン:title]をはじめてみたときに「リアル、クロウだー」と感激しました(笑)