大衆酒場「いづみや」二号店に潜入

11月も終わりに近づいて寒くなりました。そんな寒い時期にはやっぱりお酒が美味しいのでしょうが、あいにくあたしゃ下戸です。見た目は恐ろしい酒のみに見えるというから始末が悪い。一適も飲めない真性の下戸カエルです。しかし、飲み屋さんの食べものはうまいということを知っておりますので、今日も今日とてのん兵衛さんにくっ付いて繰り出すのでありました。
下戸でもね、酒場は楽しいのです。ウーロン茶を飲んでいても頭から素敵な脳内モルヒネみたいなのが沸いてくるから陽気な下戸飲むウーロン茶はウーロンハイに変換されているのです(笑)凄いリーズナブルな酒ですね。飲みすぎても平気だし、底なしのザルだし、しかも帰りはシャキッと歩く(当たり前ですね)。そんなわけで下戸の人も実は飲み屋さんに行きたい人が案外多い。しかし、なかなか機会がないって声が多い。是非、周りの下戸さんをのん兵衛の皆さん、楽しい世界に連れて行ってあげてくださいね。

んなわけでJR大宮駅東口駅前に凄く素敵な大衆酒場があるので行ってきました。
大衆酒場「いづみや」さんです。
場所は大宮駅東口にある高島屋の並び、南銀という飲み屋街の入り口にあるのですぐにわかります。本店と第二号店が隣同士にあるのもなんだか面白いです。
今回は無駄遣いな日々でお世話になっている新橋の夢前案内人である大介(東京)さんとコンビで潜入してきました。前回、本店に潜入済みなので今回は第二支店に潜入です。

店内は見事な昭和30年代で時間が止まっています。手書きのメニューやら木のテーブル、丸イスなどこのままレトロ博物館に移転してもいいのではないかというくらいの味わい。
そして、ゲストは大宮競輪の帰りに生きのいいオジちゃん達。レースの帰りに集う社交場なので、7時に行ったら既にヒートアップしておりました。机につっぷして寝ているオジちゃんもちらほら・・・ここは混沌うずまくカオスの地なのであります。またはのん兵衛達の約束の地、エルサレム
その合間をくぐりぬけ料理を運んでくれるのが40年前の娘さんことおばちゃん達でこれまたいい味でたまりません。

そんなおばちゃんに、ビールとウーロン茶注文。ビールはサッポロラガーという珍しいものなんだそうです。そして名物の名代もつ煮込み150円!これは一人1個づつ頼まないといかんですね。もつ煮込みは大根とか余計なものが入ってない、豚モツとこんにゃくのみの正統派の一品。ああ、うめぇよ!と感動に打ち震えるのです。大衆酒場なのにここは味付けがしょっぱ過ぎないのがいい。本店のもつ煮込みとまた味わいが違ってとても美味しかったです。他にはレバにら炒め、ホタテキムチ鍋、ポテトサラダなどを頼んで梅割りをつけて合計2.400円でした。安っ(笑)


定食なんかもやっているので昼から営業しているそうです。
詳しいお店の紹介は大衆酒場と食堂を語らせたらこの人しかいない!
遠藤哲夫さんのHPに詳しくレポがあります。
「ヨッ大衆食堂」↓
http://homepage2.nifty.com/entetsu/s/izumiya_1.htm

私もこのHPを見て意を決して潜入しました。のれんをくぐったら温かい世界が広がっていてルールもないし、気取らない素敵な空間と可愛いおばちゃん達が待っています。おばちゃんは怖くなく優しく愛がありますのでご安心を。
「いづみや」は大宮駅前の大衆文化遺産に決定。