絶景の富士山

禁煙をしてからしなくなったことがひとつ、ベランダに出てタバコを吸う事。
自分でルールを作って室内と車内では吸わない生活を1年ほどしていました。
今、思えばご近所にタバコの煙を回してしまって申し訳なかったと反省しきりの自己中心的な行動・・・すっぱりやめるまでにこんな矛盾生活をしておりました。春夏秋冬と暑い日も寒い日も大雨も雪も風の日もベランダに出ていたのです。
そのころの冬の生活といえば・・・朝、目が覚める、布団からのこのこと起き出す。灰皿に水を入れてドテラまたは半てんを着て厳寒の北極のようなベランダへ。そして外の景色を見ながらタバコを吸って一段落、さーてと重い腰を上げてだらだらと動きだすというのが毎日の日課でした。ニコチン補給しなければ生きていけないというまさにジャンキーでしたし無駄な時間をたくさ使っていました。

そんな生活と決別をして早9ヶ月となり、初めての冬を迎えました。
ベランダに出ることがめっきり減ってしまって、景色を見ることがなかったなと思い(これだけはかなり寂しい感じです)朝と夜に深呼吸をするために出ることにしてみたら非常に気持ちが良かったのです。なるほどこんな風にするのもいいなと目からウロコでした。朝の太陽の下での深呼吸、夜の星空の下の深呼吸、ホント気持ち良いのです。

今、住んでいる部屋は5階なのですがこの部屋を決めた決め手のひとつが富士山が見えるということでした。今朝は昨日の大雨が空気をキレイにしてくれて今年一番の最高の富士山を拝むことができました。
タバコよりもベランダには気持ちの良い深呼吸が似合います。

禁煙継続日数     9ヶ月12日
吸わなかったタバコ  8.612本
浮いたタバコ代    116.262円
延びた寿命      32日21時間26秒