ことぶきや食堂のフライ

行田にのソウルフードといえば、以前に食べたゼリーフライ行田のゼリーフライ - monksiiru(もんくしーる)の日記とフライなのだそーです。

フライとは・・・? お好み焼きよりも緩めに水で溶いた小麦粉を鉄板の上で薄く伸ばし、店舗によっても異なるが豚肉や長葱、干海老、さきいかなどお好み焼きの材料に近いものを載せて焼く。黄身を崩した目玉焼き状の玉子が入る場合もある。その一方で、お好み焼きでは必須であるキャベツは入らない(一部店舗に例外あり)。焼き上がりに好みでソース(多くは中濃かウスター)か醤油を表面に塗り、青海苔を振りかける。当初は焼く時にフライパンを用いたため「フライ」と呼んでいた。どちらかといえば軽食やおやつ感覚の食べ物である。

というなんとも素朴は食べ物。市内に36店のフライ屋さんがあって行田市観光協会でも「フライマップ」を作り市をあげて盛り上げているのです。
行田市フライマップ→http://www.city.gyoda.lg.jp/kankou/furaimap_new/index.html
そんなフライマップの中から見つけたのはさきたま古墳公園のほど近くにある「ことぶきや食堂」さん(マップ31番)ここではフライのみを食べることができます。
写真からわかるように昔懐かしい大衆食堂の店構え。フライを扱っているお店を何件か車で通ったのですが、どこもこんなノスタルジー溢れるお店が多かったです。ガラスサッシの引き戸を開けると人のよさそうなご主人がお出迎えをしてくれました。テーブル席が3卓だけというこじんまりした作りで、メニューを見ればラーメン、餃子、チャーハン、焼きソバ、フライ(普通、大)、フライ焼きソバ(普通、大)ライスという実にシンプルな構成。

フライ(350円)とフライ焼きソバ(500円)を注文しました。
フライ

フライ焼きそば

そして出てきたのがお皿からはみ出るばかりのフライとフライ焼きソバ。
「でっかい!」と驚嘆しているとご主人が「あっさりしているから大丈夫ですよ」とおっっしゃるので早速フライからかじりついてみました。
小麦粉を水で溶いた生地のにネギと豚肉と卵を乗せて焼いて、ソースをかけたものですが、マジでこれが「うんめー!!」のです。これは楽勝でイケますね。お味もグーです。

そして、続いてはこのフライの中になんということでしょう。匠の技で作られた焼きソバが入っているのです!焼きソバはこれまた太い麺でキャベツが具だけのソースの味が濃い屋台の味、最高のコラボレーションでした。

というわけでフライとフライ焼きソバを半分ずつ完食したのですが、ちっとももたれません。ホント軽くて美味しいです。
行田の町は足袋産業が盛んだったので足袋工場で働く女工さんのおやつとして発展したといわれています。中部方面のソバめしにも似た流れのファーストフードなのでしょう。
ことぶき屋さんのご主人と奥様の人情熱い優しい人柄でアットホームな雰囲気がまたこのフライの味を出しているのだなと思います。
行田に行かれたときは是非、フライ体験をしてみてくださいね。