山手を歩いてみよう

24日の水曜日に横浜に行ってきました。
久しぶりの横浜ということで原点回帰、元町中華街を見下ろす山手に散歩です。
なぜ、原点回帰なのかというと私は横浜で生まれて10歳まで横浜に住んでいたのでこのあたりは子供のころから馴染みのある場所だったのでした。
JR石川町駅から歩き出し、心臓破りの坂を登っていくと見えるのが洋館のブラフマン邸です。大正末期から昭和初期の外国人住宅の様子を再現している洋館です。

そしてその上にあるのが外交官の家、手入れの行き届いた庭園も素晴らしいです。

ここから歩いて10分ほどにあるのがベーリックホール、1930年に建築された建物で南国をイメージした室内装飾がどこかエキゾチックな雰囲気を洋風建築に取り入れていて素敵な室内でした。

そしててくてくと歩いていくと見えたのが外人墓地。
死者を弔うための墓地なので中に入ることは出来ませんが資料館にて個性的な墓地の写真を見ることができます。

そして、最後に着いたのが「港の見える丘公園」です。あいにくの曇り空で景色を遠くまでみることが出来ませんでしたが、横浜港を一望できる素晴らしい場所です。夜景スポっトととして有名なのだとか。
歩いていて凄いなと思ったのはさすが山手です。高級そうなお宅やデザイナー風のマンションなどが古きよき時代の建物と上手く融合しているのですね。ここだと高級車も無造作に駐車しています。レストランやブラフマン邸や外交館の家にはカフェなどもあるので次回はゆっくりお茶でもしたいですね。

山手を堪能した後は昨年にリニューアルした「横浜人形の家」に行ってきました。世界各国の人形が展示してあり、横浜ならではというと童謡の「青い目をした人形」で有名なアメリカから友好のしるしとして贈られた西洋人形です。日本からは日本人形を贈りました。
後に第二次世界大戦により敵国の人形ということで処分されたものがたくさんありましたが、数少ないながら戦争を乗り越えて残っていました。そんな歴史を見てきた青い目の人形と日本人形が展示してあります。
そのほかには世界中の国にお国柄が見てすぐにわかる人形の数々や貴重な1700年代のビスクドールなどの西洋人形、日本人形などなどがショールームから見学者を見つめてくれるです。中でも「生き人形」といわれる昭和初期に作られた二歳児くらいの大きさのお人形の精巧さは息を呑むほどです。今にも歩き出しそうな雰囲気でした。以前に見てすごいなと思っていたのでまた見ることができてよかったです。
特別展示では日本広告大展覧会と称して明治、大正、昭和の広告、ポスターやらの図像、人形やパッケージなどなどたくさんの展示がしてあり面白かったです。
多目的室では宇山あゆみさんの少女の思い出展として60〜70年代の家庭にはどこにでもあったポーズ人形やその時代の少女のお部屋再現、文房具などが展示してありこちらも懐かしく見学しました。
ここは入館料も500円とお安いのでおススメの博物館です。
横浜人形の家HP
http://www.welcome.city.yokohama.jp/doll/4000.html