その2 横濱媽祖廟と関帝廟

人形の家のあとは横浜中華街に向かいます。まずは昨年2006年3月に出来た「横浜媽祖廟(よこはままそびょう)」に参拝をしに行きました。

媽祖(まそ、ピンインMāzǔ)は航海・漁業の守護神として、中国沿海部を中心に信仰を集める道教の女神。特に台湾・福建省広東省で強い信仰を集め、日本でもオトタチバナヒメ信仰と混淆しつつ広まった。親しみをこめて媽祖婆・阿媽などと呼ぶ場合もある。
西王母などと同じ、道教の女神様なのです

↓横浜チャイナタウンマップ3の媽祖廟をクリックすると詳細が見れます。
http://www.chinatown.or.jp/mapguide/index.html
入り口から度ハデなチャイナカラーの赤、金、緑、青、黄色、などなど極彩色の原色の色の洪水です。入場料200円を支払い寺院の中に入ります。お線香を買わないと神殿には入れないので今回は拝殿入り口からご参拝です。
 
ご神体である媽祖女神像、とても美しいです。日本の神様よりもやはり度派手で素敵です。中国寺院のお線香は太くて香りもかなりきついので参拝中にトリップしてしまうような雰囲気もまたたまらなく良かったです。
   
中に入れない代わりに神殿の周りを一周するとこれでもかという石で彫られたレリーフやら神殿の彫刻がたくさんありました。まさに豪華絢爛です。
  
ここで唐獅子を撮影。口の中に玉が入っているので手を突っ込んでみると玉が動きます。これは口の中の石を削るときに玉を残して掘り出すので玉を取ることが出来ない石工の業なのです。
  
夜にもう一度、行ってみたらなんと赤鬼と青鬼が歩いているではないですか!ゆらゆらと歩く赤鬼と青鬼がなんともいえない幻想的な雰囲気をかもし出していました。2月18日に行われる春節祭の出し物のようです。しかし、びっくりしました。

中華街にはもうひとつ寺院があります。こちらは「関帝廟」です。
↓横浜チャイナタウンマップ5の関帝廟をクリックすると詳しい情報が見れます。
http://www.chinatown.or.jp/mapguide/index.html
 
関帝とは三国志でおなじみの関羽が神格化された男の神様なのです。
こちらも春節のためか度ハデな唐獅子が(ちょっと東大寺南大門流れの招魂の狛犬に似ているような・・・?)そしてここの唐獅子はいつも笑ってしまうのです。ヘタウマ漫画みたいです。ここの唐獅子も口の中に玉がありました。
  
華僑の方は信仰が深いのですね。どちらもホントに豪華で立派な寺院で圧倒されてしまいます。
ちなみに道教の神様に参拝するときは住所、氏名、生年月日を言ってからお願いしないといけないそうです。日本の神様と違っている点で面白いですね。