巌窟ホテル

吉見百穴とあわせて見てみたかったのが巌窟ホテル。
荒川さん主催の「動物園&B級スポット大好き」やhttp://www.arakawas.sakura.ne.jp/backn013/yosimihi/yosimih1.html
ポンチハンターさんのHP「ポンチハンター」
 http://www5f.biglobe.ne.jp/~punch-ht/gankut01.html
で紹介されていて、いつか本物を見てみたいと思っていたのでした。

巌窟ホテルとは・・・高山城跡西側の斜面に作られた人口名所で土地の所有者であった高橋峰吉という人が明治37年から21年間をかけてノミ一本で岩の崖を掘り出して作ったものなのです。岩の内部に客室があり、調度品の棚、花瓶も掘り起こして作ったとか。以前は中も見学できたそうですが、現在は落盤などの危険があるので閉鎖されていてフェンス越に見学をすることが出来ます。
笑ってしまうのが「巌窟ホテル」の由来、巌窟掘ってるが転じて「巌窟ホテル」になったそうです。ホテルとして使われたことはなかったとか。
ちなみに向い側の売店は高橋峰吉さんの子孫の方だそうです。

吉見百穴のちょっと手前の岩室観音脇にあるので歩いて見にゆきました。
岩の間に見事に入口のような穴とバルコニーなどが見えます。内部は暗くて見えませんでしたが奥行きがありそうな感じでした。しかし、この岩を一人のおじちゃんが掘ったというのはもう古代人もびっくりの偉業ですね。このエナジーはどこから湧き上がったのでしょうか?
 
吉見百穴売店で買った絵葉書になんと巌窟ホテルの昔の写真があったので同じアングルで撮影をしてみました。今は岩の色だけになってしまっていますが、昔はキレイな色合いに塗られていたのですね。
 
内部に梅の木があって見事に咲いていました。朽ち果てて自然と同化してゆく巌窟ホテルをこれからも見守るのでありましょう。緑の溢れる季節にもう一度来てみたいと思いました。