安楽寺とポンポン山

観音札所巡りには秩父34箇所、西国33箇所、坂東33箇所などがあるのですが、その中の坂東33箇所札所めぐりの11番札所が安楽寺です。
本尊の観音様は聖観世音菩薩で吉見観音として親しまれているそうです。今から1200年前に行基菩薩が観音様を彫って納めたのがはじまりといわれている古刹です。
伝説としては源頼朝の弟範頼が幼少期にこの寺に身を隠していたとも言われているそうです。現在の本堂、三重塔、仁王門などは江戸時代に再建されたものだそうです。

駐車場に車を止めて参道を歩いていくと金剛力士の石像がお出迎えをしてくれます。途中には厄除け団子の店があり、帰ってから調べてみると6月18日の「厄除け朝観音御開帳」では団子の出店が並び大変な賑わいになるそうです。

高台にある寺なので階段を上がっていくと大きな本堂が更に上の階段に見えました。残念だったのは強風のために本堂を閉めてしまっていたことでしょうか。
三重塔、仁王門そして大仏などが歴史がありそうな立派な建造物が多いお寺でした。

安楽寺を後にして向かったのは「ポンポン山」です。途中道に迷ってしまったのですが、地元の方に道を聞きなんとかたどりつきました。吉見町田甲の高負彦根(たかおひこね)神社の境内裏にある小山なのですが、ここのある位置を踏みしめると「ポンポン」と音がすることからポンポン山を呼ばれるようになったそうです。

実際に乗ってみて踏みしめると、地面がすこし浮いているようなポンポンというよりもポクポクとした共鳴音が地面から響きます。ただそれだけです(笑)
表現が悪いですが、老朽化して浮いた床に敷いてあるカーペットを歩くような感じでしょうか?

高台にあるようで裏手に行ってみたらものすごい崖になっていたのでいかれるときにはご注意ください。