あづま袋

裁縫というのがてんで苦手で高校生のときの家庭科で浴衣を縫うという拷問授業があり、非常に苦労した思い出のもんくしーるであります。
適当に切って適当に型をおこしてモノを作り出すことは大好きなのですが、きっちりと計測するというのが苦手で定規で線を引くことさえも苦手というまさに私の人生と同じフリーハンドな裁縫が展開されてしまうのです。
テディベアとか作るのは好きなんですが、真っ直ぐ縫うのがホントダメです(笑)

そんな私が久々に針を持った原因は仕事場に持っていくお弁当を入れるお弁当袋がとうとう破けてしまったからです。お弁当袋なくなったのでいっそのこと工事現場で働く漢(おとこ)のように新聞紙にくるんでいくかとも考えたのですが、ネットで袋ものの作りかたを調べてみると「あづま袋」なる不思議な袋を発見。作り方をみると凄く簡単なんと一枚の布で縛る部分もありちゃんと袋になっております!
これなら私にもできるだろうということで挑戦してみました。
材料は手ぬぐいだとはしっこの処理がいらないというので新橋にある某立ち飲み屋さんのお年賀手ぬぐいを利用。裁縫開始。折り紙のように布をたたんで待ち針で止めて縫って完成。たたみ方にてこずりましたがなんとか形にして縫っていきました。こういうのホント苦手なんですよ・・・折り紙とジグゾーパズルが出来る人を尊敬します。苦労の甲斐あって?出来上がってみるとちゃんと袋です。感動。
あづま袋って日本古来の風呂敷などで作ったのがはじまりらしいですが、裁断をしていないのでほどけばまた再利用できるというまさに日本の生活の知恵ですね。しかも丈夫です。

縫い目が下手なのはご愛嬌(苦笑)
この手ぬぐいの柄はリスとカエルが描いてあって、リスは姿の他にスケルトン(骨格)が描いてあって現代の鳥獣戯画のような粋なデザインがとても気にいってます。


もう一枚は100円ショップにて買ってきた手ぬぐいで作ってみました。
豆絞りとかこういう和柄があるとはビックリ100円ショップあなどれませんねー。

大きな布で作るとちょっとしたおでかけバックにもなりそうですね。