その3 しらす丼と岩屋洞窟

奥津宮を更に進みます。多分このあたりは車なんか入れないんじゃないかなと思うくらいの細い道にお土産やさんや食べ物屋さんがあります。
江の島の名物といえば「しらす」なのです。お魚ヒエラルキーでいうと王様マグロや鯛さんに押されていますが、ここ江の島では湘南名物のしらすが王様、キングオブしらすなのです。そんなわけで名物は「しらす丼」なのです。

えっちらおっちら歩いていくと島の最先端に近い坂の道にある3つの食べ物やさんの真ん中になる「富士見亭」さんに到着。
http://www.google.com/search?btnG=%95x%8Em%8C%A9%92%E0&hl=ja&q=%8D%5D%82%CC%93%87%81@%95x%8Em%8C%A9%92%E0&num=20&ie=Shift_JIS&oe=UTF-8&lr=lang_ja
午後2時半なのでお客さんもまばらです。テラス席でどうぞとすすめてもらったのですが、午後になり風が強くなったのでガラス越しに海の景色が見える席にしてもらいました。
注文したのは子供の頃に骨が強くなるようにと良く食べた釜揚げしらすを使った「しらす丼」950円です。ご飯の上にのりをまぶし、釜揚げシラスがかかっていてしょうがと海草が沿えられている実にシンプルな丼。どこかなつかしい昭和40年代の風味漂う店内でのんびりと凪っている春の海を見て食べるしらす丼はとても美味しかったです。

このお店は釜揚げしらすのみだったのですが、参道のお店のいたるところに「生しらす入荷」の看板がありました。3月半ばから禁漁期間が解禁になるのだとか。しらす丼だと他には、しらすかき揚げ丼などもあるそうです。

お腹もいっぱいになったので、更に奥に進みます。
崖沿いを歩きたどり着いたのは「江の島岩屋」http://www.cityfujisawa.ne.jp/kankou/ht_mido/enoiwa.htm

長い年月を経て出来た岩屋の洞窟です。入り口で500円払って進むと第一岩屋で係のおじさんに蝋燭をもらいました。蝋燭のあかりを頼りに洞窟内を歩いていくと見えてくるのが数々の石仏。胎内めぐりをしているような感覚にとらわれます。
そして終点には富士山の風穴につながっているという伝説のある穴です。風は弱く吹いてきていました。

更にもう一個の洞窟に行くとなにやら不思議な音がそして洞窟内でみたものは!

竜神さんでした。竜神信仰もあるので再現されたとのことです。
岩屋まで回ったのでさて帰ろうと思い、階段を上がっていったのですがこの階段がかなり過酷です。行きにどうしてみんなそんな辛そうな顔しているのだろうと思っていたのですがそりゃしますって、階段になれている私でさえ足が痛くなりました。この階段あなどれませんね。

帰りはショートカットでのり羊羹のお店中村羊羹店さんの脇にある「下道」という参道近道を通って帰ってきました。今回、江の島に30年ぶりに行った感想としては軽いハイキングに近いくらい歩くのですね。いい運動になりました。そして江の島はずっとはぐれてしまってこのままの姿でいて欲しいと切に思うのでした。
ちなみに江の島滞在時間約4時間。あっという間に時間が過ぎてしまいますのでご注意です。橋を異空間、竜宮城は時間を忘れるそんな感じでしょうか?

今回の江の島ツアーには「地球のはぐれかた」の他に参考資料として↓が役立ちました。
江の島マニアック  http://mirabeau.cool.ne.jp/enoshima/
こちらとても詳しい解説でホントに助かりました。江の島に行かれる際には是非見てみてくださいね。バーチャル体験もできちゃいますのでおススメです。

日常にはぐれたくなったら是非、江の島へ・・・