夏の盛岡 その3

岩手最後の日です。
本日は在野の歴史研究家(本人曰く、マニアックでアウトサイダーな自称・歴史研究家)、でんすけさんのご案内にて盛岡を探索しました。
まずは盛岡市街にある五百羅漢の報恩寺へ。
本堂を抜けると羅漢堂の入り口があって300円払って拝観です。
薄暗い堂内をぐるりと囲むように上から下までビッシリと羅漢様がおられます。木彫りの羅漢様で京都の仏師に依頼して造られはるばる運ばれてきたのだとか。堂内にあるためか金泥の色も朱も鮮やかに残っていて往時はさぞかしきらびやかな羅漢様たちであったことが伺えます。
中央の須弥壇には盧舎那仏がおわします。

羅漢様はみな表情動きは豊かです。この中で特にユニークなものいくつか。
これは左 マルコポーロ 右 フビライ と伝えられているもの。容貌、服装がオランダやロシアなどの流れを感じます。

お手上げ

ささやき

ジークジオン?

帰りがけに作務衣姿の住職?に声をかけられました。埼玉から来たというと川越市喜多院の石像の五百羅漢の話題に。石像とは違いここのは瞳があるために表情が豊かだという話になるほどと思いました。状態がとてもよいものなのでいつまで大事に保存していただきたいです。
ちなみに石像には瞳がないので狛犬なんかも表情出したいときは瞳の大きさに木の葉などをちぎってつけてみると表情が出ていいんですよ。

続いては三ツ石神社へ。
昔、悪さをしていた鬼が成敗されたときにもう悪いことはしませんと誓った手形が残っているという巨石が三つありこれが岩手のは発祥となったとか。調度大祭の日に行ったようで氏子の方が集まっていました。さんさ祭りの神社でもあります。

大きな巨石が3つ。後ろから見ると巨石たちがジェットストリームアタックをしておりますねぇ。誰を攻撃するの?こっちの三石がドルメン

単体のこちらの石がメンヒルという説もあるそうです。

次は盛岡中央公民館に向かいました。
ここには郷土資料展示室があります。
でんすけ先生による盛岡史の講義。目の前には模型やら武具などの展示がありビジュアルで現物を見ながらの学習は面白おかしく噛み砕いて解説をしてくださるのでとてもわかりやすく理解ができました。南部氏の家紋の話は神社の神紋と交えて非常に面白かったです。
http://www.city.morioka.iwate.jp/14kyoiku/chuo/mcch/003-kyodoshiryo.html

ここで盛岡の歴史を学び、盛岡城址に向かいます。桜岩神社の裏手にある烏帽子岩を見学。これまたデカイ巨石です。

岩手には巨石が多いのでしょうかねぇ。UFOも来るらしいし(@ザ・グレート・サスケ談)もしかして未知の文明が?とも考えてしまいます。


お昼になったのでじゃじゃ麺を食べようと言うことで白龍本店に行ってきました。

中450円にチータンタン50円をつけます。
11時半ちょっと前にいてすぐに入れたのですがあっという間に店内は満席。外で並ぶ人も出てきています。人気店なんですネェ。
待つことしばし、じゃじゃ麺が到着です。

あたたかい太い麺にキュウリ、ネギ、上には肉味噌が乗っかっています。ここにお好みでにんにくやらラー油をかけて食べるのですが、これがまぁ中を頼みましたがかなりのボリュームっす。味はあっさりとしていて美味しいです。辛めのラー油がこれまたたまらんちん。

食べ終えるとお店の人にお皿を渡します。お代わりおくれの催促ではなくて、そこに生卵を入れてくれてかき混ぜてスタンバイ。味噌を少し入れて麺をゆでた汁を注ぐとそこにはチータンタンが!塩と胡椒で味をつけて飲むと優しい味わいの卵スープです。
これは病み付きになる食べ物ですね。

おまけ 途中の石屋でみつけた石像

ゴ○ラ?ウロコの表現がアバンギャルド



この後しばしお茶休憩をして午後の講義がはじまります。

この景色は絶景っすね。撮影場所はナイショっす。