夏の盛岡 その4 完結編

カランカラン♪
でんすけ先生の午後の講義ハジマリー。

岩手県立博物館へ向かいます。途中に松園観音なる看板がもしやこれは?
珍寺大道場の松園観音ではないですか!!
http://www41.tok2.com/home/kanihei5/matuzonokannon.html
先生曰く理解不能なエネルギーの溢れている場所だと地元民は思っていたそうです。
時間なかったので前だけ通過でしたが確かにこれは凄い前のめりなパッションがでまくりです。

そんなこんなで四十四田ダムなんかも見えてきて県立博物館に到着しました。
http://www.pref.iwate.jp/~hp0910/

これは正面玄関の毘沙門天像。かなり大きいです。県立博物館だけあって展示フロアも大きく展示品もたくさんあります。

恐竜の化石を見ながら、地質、考古、民俗、歴史などの各コーナーを回るのですが、化石収集もするという先生なのでこれまた楽しい考古学学習となりました。歴史コーナーでは更にヒートアップしての岩手の歴史講義。甲冑やら刀などの展示もあり見所満載。
ラッキーなことに特別展示があり「北の縄文文化回廊」という展示を見ることもできました。東北、北海道の縄文時代の土器や副葬品の数々などのボリュームある展示。
私の住む埼玉は古墳時代の遺跡が多く今でも数多くの古墳が残っています。こちら東北の地は縄文時代の遺跡の出土が多いとか。この地域性の違いというのもまた興味深いものがありました。

時間も迫ってきたので駆け足の見学になり博物館を出ようとすると中庭にて南三陸地方に伝わる剣舞が披露されていました。これはラッキー、ダイナミックな踊りでした。

さて今回岩手探訪の最終のポイントに向かいます。
県立博物館からちょっと行った場所にある盛岡大仏という場所です。先生曰く、普段通るけれど怪しいので見ない振りをしていたそうです(笑)。先生も今回初潜入。小高い丘になにやらでかいシルエットでもすぐ消えた?もしやあれっすか?と先生に聞いても笑って教えてくれません。幻だったのかぁ?
と思っていたらやはりあれがブツのようでまもなく山門が見えました。しかし、車で登る別の入り口があるとのこと。そっちに行ってみると卒塔婆ならぬ、句碑が延々と続く坂道・・・
  ええとこれはムーミンのニョロニョロ?それともホーンデッドマンションの途中かいな?と思わせるような白い軍団。芭蕉やらの俳句やら戦国武将の名言などのが下のほうにはあったんだけれど上に行くほどに素人丸出しのもはや俳句を超えたハイパー標語のオンパレードになっておりました。サラリーマン川柳とかあいだみつおとか、綾小路きみまろみたいな感じです。しかも読み人しらねー。そんな白の軍団に囲まれようやく頂上に到着。

上にもありあまる句碑と石像とオブジェの数々。この不思議な感覚は今は亡きタイガーバーム宮殿を髣髴させます。
駐車場の周りもこんな感じです。
 
この後ろ姿は??
 
活きのいいポーズです。どなたですか??
 
これが本堂です。
 
山門のド派手な彫刻、カオスと化しています。

例えるならば、ちゃんぽんみたいに具沢山の野菜をたっぷり炒めましたという感じでてんこ盛りに具が乗っているから肝心の麺がみえねーのですよ(笑)もう食っても食っても野菜もとい石像を掻き分けて歩いてゆくとそこに見えたものは大仏様。既に麺は汁を吸っているからもう大変・・・。と思いきや、

大仏様至って優しいお顔です。周りがちょいと面白いだけだけれど、
「ようこそきなすった。ちょっと散らかっているけれどごめんねー。適当に座って行ってね。」って感じの慈愛に溢れていましたよ。静と動のバランスこりゃ凄いわ(爆笑)

なーんて思っていたら隣で先生がカルチャーショックを受けて固まっていました(笑)。
先生是非、新しい研究調査材料にしてください。今なら松園観音もつけときますよ。私の写真だと伝わらないちゃんぽん具合は是非、珍寺大道場のレポをご覧ください。ここ見て私も知ったわけですが、この場を借りて独観師匠、いつもネタ提供ありがとうございますm(__)m
珍寺大道場 盛岡大仏
http://www41.tok2.com/home/kanihei5/morioka.html

そんなこんなでこの後盛岡駅に戻り駅弁を買いはやてに乗って埼玉に戻りました。
そして、無事に5日間に渡る岩手旅行は終焉を迎えたのでした。
いやー学生時代の体験学習のような旅行となり実り多い旅でございました。

おまけ 
南部せんべい2007コレクション
白沢せんべい

岩手屋

小松製菓ほか、

南部せんべいは、せんべい汁も美味いのですよ。せんべいの耳も美味いっす。


先生、抱えきれないお土産ありがとうございます。素晴らしい講義ありがとうございました。必ずまた岩手にお邪魔します。
岩手の食いものはどうしてこんなに美味いのでしょうか。