川俣ダムと瀬戸合渓 その5

そもそも川俣に行くことになった発端というのは、今朝、ホテルを出るときにおじい様に「瀬戸合渓には行ってきた?」声をかけてもらったのがきっかけ。行ってないと言うとここから近いからいってごらんと教えてもらったからです。そんなわけで川治ダム黒部ダムを越えて更に奥地の川俣にある絶景の渓谷、瀬戸合峡を目指しました。瀬戸合峡とは高さ100mもの断崖が約2キロ続いている川俣屈指の名所なんだとか。瀬戸合峡のビュースポットが川俣ダムと同じだったので私にとっては一石二鳥のラッキーとなりました。
見学用の駐車場に車を止めます。ここから瀬戸合峡遊歩道という舗装された道路を歩くこと10分で川俣ダムの資料館に到着します。

ダムの施設説明の他にマタギの持ち物などの展示がありました。山里ならではの展示です。
そして資料館を出ると見えるのが川俣ダム。1966年に出来たアーチ式のコンクリートダムです。堤上を歩きたかったのですが対岸のがけ崩れ防止工事のため手前からの撮影のみ。
   

遊歩道は更に続いていいるので進みます。
向こうに吊り橋がみえるので歩いて行ってみます。しかし、切り立った崖が見事な絶景ですね。
階段を上がっておりて10分ほどするとついたのが展望台。ここからみる景色も格別です。

階段が多いのでかなり疲れました。更に進むと鐘がありました、天使の鐘というそうです。鳴らしてみます。目の前には川俣ダムのアーチ式のが迫っています。

そして更に行くと見えたのが、吊り橋。カーミット君おそるおそる乗っています。というものこの日は風が強くて揺れていたんです・・・。ついでに歩きすぎていたので足が笑っているので揺れまくりです。

高所恐怖症ではないのですが、右手に見えるアーチ式コンクリートダム特有の垂直落下のフォルムと左手に見える瀬戸合峡の渓谷の山々と谷底が高さを一段と強調しているので久々に足が震えました。腰ぬかしそうになりながら撮影。
  
堤高は117mで川治ダムより低いのですがマジで怖いです。意を決して揺れる吊り橋を渡って戻ってきました。やっぱり怖かったぁ(半泣)

おじい様は昨日ここにいらしたそうですが、かなりたくさんの観光客がいたとか。しかし、この日は誰も来ていなかったので絶景を独り占めできてしまいました。
遊歩道を戻ってきて車で更に上に上り、道路から瀬戸合峡を撮影したのがトップの写真です。紅葉の時期は更に素晴らしいものになるとか。

この後、山道を越えて鬼怒川方面に戻り、龍王峡に立ち寄って今市インターから東北道に乗って家に戻りました。渋滞もなくあっという間に家に着いてしまいました。

紅葉にはまだ早かったのですが、秋風がとても心地よかった塩原方面の旅でした。
塩原、川治、川俣、ちょっとひなびたところですが、穴場がいっぱいでダムなどがあってとてもいいところです。また行ってみようと思います。

これからの紅葉シーズンは山奥で大渋滞が起こっている予想されますのでトップシーズンのお出かけにはどうぞお気をつけて。私は大抵オフシーズンの穴場平日を狙って出かけていますのでどんなことになっているのか全く予想がつきません。