小見真観寺古墳と真名板高山古墳

次についたのは行田市の小見(おみ)というところにある、小見真観寺古墳です。ここは真観寺の正観音様がまつってある観音堂の裏手にあります。
観音堂

全体写真


ここは6世紀末ごろに作られた全長112mの前方後円墳です。それではまず上にのぼってみます。木がいっぱい茂っていて道があってないような感じです。頂上を少し歩いてみました。そして裏手に行けそうな後があったので行ってみたら見事にお隣の畑にたどり着いたので端っこを歩いて戻りまた振出から登りました。
頂上のちょっとくぼみにあるのが第二石室です。これは7世紀初頭に作られたとか。
 
下に下りてまわりを少し歩くと見えるのが第一石室です。こちらは6世紀末につくられたそうで第一、第二石室は違う時代に作られたものなのだそうです。
 

ひとつの古墳に二つの石室があるのはとても珍しいものなのだとか。

帰りに7号線の陸橋から古墳の全体像が見えました。木がたくさん生えているのでお寺の裏山に見えました。

続いては行田市の真名板(まないた)に向かいます。ここにあるのは真名板高山古墳という6世紀後半に作られた全長105m前方後円墳です。
手前には薬師堂があり、その境内にあるのが健治元年(1275年)に作られたという3m以上ある大きな板石塔婆です。埼玉は板石塔婆も非常に多い地域です。
薬師堂と板石塔婆
 
夕方になって陽がくれてきたのであわてて頂上に登ります。頂上に道が整備されていたので歩きやすく一番はじまで行けました。
 

この古墳は河川の氾濫などにより3mほど埋没しているそうで、実際の規模はもう少し大きくなるようです。

以上、古墳めぐりは終了しました。古墳はまだまだたくさんありますのでこれからも紹介していきたいと思います。

今回の古墳めぐりには下記の本が役立ちました。

さいたま古墳めぐり―古代ロマンの70基 (さきたま双書)

さいたま古墳めぐり―古代ロマンの70基 (さきたま双書)