騎西町の玉敷神社

先週に参拝をしてきた、岩槻久伊豆神社と越谷久伊豆神社の総本社が騎西町にあるとのことなので行ってきました。
自宅から車で20キロ程度ののどかな騎西町です。
玉敷神社は創建が大宝3年(703)年、延喜式式内社でもある古い神社です。ご祭神は、大己貴命、大黒様ですね。
ところで名前がなぜ久伊豆神社ではないの?という疑問があると思いますが、ここは江戸時代には「玉敷神社、久伊豆大明神」と名乗っており、旧埼玉郡の総鎮守だったそうです。ここから数多くの久伊豆神社が分霊されて各地に建立されたそうです。今の呼び名は久伊豆大明神の名前が消えてしまっているというわけですね。
この神社の周りの杜は広くて木々も豊かに茂っており、また季節には藤の花が見事に咲く名所なのだそうで藤棚がたくさんありました。

さて、参道から歩いていきます。長い参道です。
 
3つの鳥居を潜り抜けて境内に入ります。

拝殿
 
本殿

狛犬 発見 子を二つとも連れています。右は玉も持っています。
 

境内にある二本の大イチョウも有名なんだとか。晩秋の夕暮れに銀杏の木が空一杯に映えてます。

さて、イチョウの木の後ろに摂社神社があります。
島のようになっておりここに石があるのですが、なんとこの石は古墳の石棺だったそうなんです。石棺が橋になっているとはびっくり。見事な一枚石です。
 
狛犬をもう一対発見。背中はガメラっぽくていい感じです。
 
強風が吹き荒れるのなかでも玉敷神社の境内はゆるぎない静寂がありました。

さて、この玉敷神社じつはもともとこの場所ではなかったそうなんです。
そんなわけでもともと神社のあった騎西城方面にむかいます。