都内富士塚巡り 駒込の富士神社と入谷の小野照崎神社 

水曜日に電車で都内散策に行ってきました。
まず目指したのは以前から行きたかった駒込の富士神社です。JR駒込駅を下りて南口から歩いて10分の場所住宅街のど真ん中にありました。


小山の上に富士神社の拝殿があり、小山は富士塚、富士山を模しています。この小山は実は古墳ではないかとも言われているそうです。
境内ではお年寄りたちがゲートボールを楽しんでいらっしゃいました。

脇にある河津桜、今が見ごろです。

階段を上がって頂上に到着です。かなり急な階段で幅が短いので手すりを使わないと危ないです。頂上に富士神社が鎮座していました。

富士塚には江戸時代にさかんで富士講の人たちが建立した富士塚講碑がたくさん残っています。
   

鳶さんのものだったりとユニークなものがありました。
文字の朱が鮮やかでした。
現在も毎年6月30日から7月2日には富士山の山開きに合わせて駒込富士神社でも山開きの神事が盛大に行われているそうです。


駒込の次は東京メトロ日比谷線に乗って入谷に向かいます。
入谷駅の2番出口を出て歩いて5分ほどの場所にあるのが小野照崎神社です。
平安時代儒学者である小野篁を祭った神社です。小野篁というと昼は朝廷の役人、夜は地獄で閻魔大王の補佐としてアルバイトしていたという素敵な逸話のある方で私は大ファンなんです。

鳥居と入り口 

拝殿

拝殿横の狛犬
 

庚申塚で見つけたカゴに捕らわれた猿二匹
 

そしてここにも境内の敷地内に富士塚があります。
拝殿の横にある岩などを積み上げたものです。この岩は富士山から運んだものなんだそうです。高さ5m、直径16mの規模で1782年に築山されたそうです。

入り口にいた狛犬ならぬ、狛猿さん
 

残念なことに普段は鍵がかかっていて登ることができませんが、こちらも6月30日と7月1日には山開きが行われて富士登山が出来るそうです。


おまけ・・・
小野照崎神社の向がわにある法昌寺を参拝していたら可愛いお地蔵さん発見。
亡くなった元プロボクサー、コメディアンのたこ八郎さんの菩提寺だそうで、たこ地蔵さんが建立されてました。

前髪のくるんとしたところと右耳がかじられて欠損しているのを模してあり、名言の「めいわくかけてありがとう」という文字が刻まれています。