ウルビーノのヴィーナス展

上野公園内にある国立西洋美術館に行ってきました。
こちらは今年1月から2月いっぱいを全館休館にして新館設備改修工事をしていたそうです。
そんなわけで今年初の企画展示が3月4日より開催されました。
ウルヴィーノのヴィーナス展 2008年3月4日(火)〜5月18日(日)
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibition/index.html#mainClm


この展示では古代、ルネサンス、そしてバロック初めに至るまでの、ヴィーナスを主題とする作品を絵画、彫刻、装飾品など多数の展示がありました。
一人の作家の展覧会というものではなくて、ひとつのテーマの企画展示というのはとても面白い趣向に非常に興味を魅かれました。

展示は5つのブースに分かれており、第?ブースは「ウルビーノのヴィーナスと横たわる裸婦の図像」と題して、7点の絵画が展示してありあました。その中にお目当ての今回日本初公開のティツィアーノ・ヴィテェッリオの「ウルビーノのヴィーナス」があります。
500年くらい前のルネサンス時代に描かれたものですが、色合いも素晴らしく柔らかいタッチで優雅に横たわる美しいヴィーナスは必見です。

他のブースではギリシア神話のヴィーナスの物語に基づき「アドニス」や「パリスの審判」などの有名なエピソードにちなんだ作品群の見比べも楽しかったです。
ヴィーナスといえばキューピッド、彼女の愛らしい小さな息子であり愛の神です。ギリシア神話のエピソードが多いのでキューピッドが出てくるモチーフもがたくさんありますのでキューピッドが好きな方にもおススメの展示会だと思います。

展覧会には水曜日に行ったのですが、昨日、テレビ東京の「美の巨人たち」の一枚でウルビーノのヴィーナスが取り上げれていました。
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/data/onair/
しかし、スポンサーの関係なのでしょうか。フィレンツェのウフィッツィ美術館所蔵となっていたんですね。日本にいるというのに・・・。


企画展のチケットで常設展も見てきました。
やはりモネの睡蓮はいつみてもいいなぁと思ってしまう私なのでした