鍋炊きご飯

昨年末、押入れの中を整理していたら段ボールの箱に入った包みが出てきました。重さはかなり重い。なんじゃこりゃと思って開けてみるとカラフルな黄色のホーロー引きの鍋が1個。記憶をたどってしばらくして思い出しました。
2003年、今から5年位前に某雑誌のネット懸賞で当たったもの。
フランスのフォンナイテック社という会社のもので「DIVA」(ディーバ)というものです。価格はル・○ルーゼよりも安価だったんですが、ル・○ルーゼの大人気ぶりに押されてしまっていまやその名前を聞くこともないです。ホーロー鍋といえばやはりル・○ルーゼですもんね。

大抵、懸賞などで当たったものはありがたく使うのですがこの押入れにあった「DIVA」どうして使わなかったといえば、答えはひとつ。
「重たいから」
22センチの鍋で本体とフタ合わせて3.8キロあんですよ。重くて使えネェという理由でしまったのではないかと思います。そしてそのまま押入れで冬眠していました。
そんなわけで救出、5年ぶりにはじめて使うことにしました。

まずは作りやすいものからということで、リンゴジャム作りに使ってみたらホーローの火のあたりの優しさがとてもよくて素晴らしいジャムが出来上がりに大感激。

そして、次に挑戦してみたのがご飯を炊くということです。
ご飯の炊き方はル・○ルーゼの本やらネット情報を見たらとても美味しいと評判だったので早速アイデアを拝借。使わなかった理由の「重たいから」というのが鍋の厚みや重構造であり、その厚みがあるからこそやわらかい火のあたりと密封性と保温性が高まっているのだと知りました。なるほどねぇ。かまどみたいなもんですか。火力も少なくて済むので省エネルギーでもありますね。

お米をといで浸水させてから火をかけて沸騰したら弱火で10分、火を止めてコンロから下ろして蒸らし15分。おそるおそる開けてみると見事なご飯が炊けていました。
ご飯を鍋で炊くというのはたしか、小学生のときの調理実習でやった記憶があって懐かしい。炊飯器で炊くということに慣れてしまうとすっかり忘れてしまうものなんですね。


そんなわけで今やすっかり鍋炊きご飯にハマり1月からは炊飯器を使わずに過ごしています。
押入れのコヤシが今や我が家の台所の鍋のナンバー1の座に鎮座しています。