飯能名栗その1 子の権現

水曜日に飯能名栗方面まで足を伸ばしてみました。
自宅から約1時間半くらいで飯能に到着、車が一台しか通れないような細くて急な林道を通って山をひたすら登ると見えたのが「子の権現」(ねのごんげん)でした。
http://www.musashino-kannon.com/jiin/32.htm
武蔵野三十三観音霊場の32番札所です。

子の権現とは延喜11年に子の聖様が初めてこの地に十一面観音をおまつりして、天龍寺を壮健されたのが始まりとされているそうです。延期11年は911年ですから今から1000年以上前に創建された古いお寺です。標高はなんと640m!まさに天上界ですね。では参道に向かいます。
二本杉

子の聖様が食事をしたときに箸代わりに使った杉の枝を刺したところ大きくなった大木なんだそうです。
山門をくぐると見えるのが仁王象

足がちょっと短くて怖いんだけれども面白いです。

本坊 茅葺き屋根の立派な本坊です。

本堂 本堂前に供えられたワラジ

一番上にある写真は脇にある日本一大きな鉄のワラジ。重さ2トンあるそうです。
大きな鉄下駄

子の権現は足腰の病気にご利益があるといわれており、足にちなみワラジやら鉄下駄がたくさん建立されています。
ちなみに、ここでは絵馬ならぬミニワラジを絵馬のように奉納して祈願をします。


あいにく曇りだったので下界の様子を見ることが出来ませんでしたが、晴れた日には素晴らしい景色が見えることでしょう。

注意  子の権現まで車で行く際にはかなり細い林道をこれでもかと上に登ります。急勾配ですし、対向車が来た場合には最悪はバックして道を譲り合わないといけないかもしれません。実は2月に行こうとして飯能市役所の観光課に電話をしたら30センチの積雪があったと教えていただき、また友人に細い林道があること、雪が降っていなくても道路凍結の危険などを聞いていてそのときは中止して今回行くことが出来ました。車といえども山道は険しいです。
幸いにも登り、下りと対向車にも合わずに行けたのでラッキーでしたが、どうぞお気をつけてご参拝に向かわれてください。