古河市鴻巣の富士塚

桃祭りの開催地である古河総合公園の横にこじんまりとしたお堂とお宮がありました。

入り口は一緒になっていて鳥居があります。
狛犬さん
 

お堂は虚空蔵菩薩のものです。

本堂前にて不思議な狛犬を発見。
一つは壊れてしまっていますが、もうひとつは足が前足が欠損しているもののなんとか姿を残しています。頭に注目です。窪みがあります。こんなところで河童狛犬に遭遇してしまいました。
  

お堂の参道の途中にもうひとつ鳥居があってこちらは富士浅間神社がありました。入り口の看板がなんだか味があるなぁと思ったら鳥居をくぐると更に味がありまくりです。鳥居の看板は打ち出しで作成してあります。

富士浅間神社を祭っているのでもしやと思ったら富士塚なんだそうです。

1830年に築造の高さ6m、直径30mというもので一合目から十合目まであり、頂上に富士浅間神社が鎮座しています。

古い鳥居が倒壊しそうなので建材の廃材を組んでペンキで塗った鳥居が支えていました。見事なアイデアです。
上にあがると鳥居があります。こちらの額は木を彫り上げたもの。
頂上には稲荷神社と富士浅間神社がありました。
 
賽銭箱はコンクリートで作ったものですね。

頂上にあった富士山のモニュメント?

なんとも手作り感溢れるハンドメイド神社ですが、決してそれが嫌な感じではなくて素朴な信仰心が伝わってきます。ペンキ塗りのこのどこか和む味わいは南九州地方でみられる農耕神をペンキで塗ってしまう「田の神さあ」のような庶民に愛されているという雰囲気でとても好きです。
http://www41.tok2.com/home/kanihei5/tanokansa.html

古河総合公園には何度も来ているのですが、全くのノーマークのお堂とお宮でスゴイものに出会えて大感激でした。