武蔵野二ノ宮 金鑚神社
埼玉県さいたま市大宮市には武蔵野一ノ宮である大宮氷川神社があるのですが、二ノ宮が群馬県のほど近い神川村にあると聞きいつかきたいと思っていました。
金鑚神社(かなさなじんじゃ)
延喜式神明帳式内社にも記載のある古い神社です。
ご祭神は天照大神、素戔嗚尊、他に日本武尊をまつっています。
通常は拝殿の後ろに本殿があるのですが、入り口だけでありません。
金鑚神社では後ろにある御室山がご神体となっているのでお山が本殿ということになります。
拝殿だけで本殿を持たない官、国弊社は諏訪大社と大神神社とここ金鑚神社の三社だけなのだそうです。
お隣に御嶽山という山があるので登ってみることにしました。500mくらいで鏡岩という石が見えます。鏡のように光る石で約9000年前の岩断層活動の跡とされているそうです。
ホントにピカピカの石でした。山道の階段をひたすら上がるのですが運動不足だとかなりハードに心拍数があがります。鏡石にあったベンチがありがたかったです。
更に200m上に上がると頂上に着きました。
お宮があって(荒れていたのが気になりましたが)、観音石像が無造作に置かれていました。
この御嶽山はかつて修験道の道場だったのだそうです。石仏は現在77体ほどだったのですが、道場開設の時代には四国八十八箇所霊場を模して置いてあったそうです。
金鑚神社の周辺は今も神秘的な雰囲気が漂っています。