鴻巣の総鎮守 鴻神社

埼玉県鴻巣にある鴻神社に行ってきました。
JR高崎線鴻巣駅から歩いて約8分のところにあるお宮さんです。
公式HP
http://www.koujinja.or.jp/

鴻巣神社にはこんな伝説があるそうです。
むかしむかし、この地には怒ると祟るという怖い大きな木の神がいて、人々は供物をささげて怒りを沈めていたそうです。あるときこの木にコウノトリの夫婦がやってきて巣をつくり卵を産みました。産んだ卵を大蛇が食べようとしたのでコウノトリの夫婦が戦いみごとに撃退。それ以降は木の神の祟りもなくなり平和になったので木のそばに鴻のお宮を建てました。そこからこの地を鴻巣と呼ぶようになったということです。

鴻巣市という地名発祥の地でもあったのですね。
鳥居

狛犬 毛のカールの彫りもしっかりしていて見事な細工です。
  

なんじゃもんじゃの木(正式名称はヒトツバタゴというモクセイ科の木です)

拝殿
 
拝殿内部は見えずらいですが、両脇に夫婦のコウノトリの彫刻がありました。

コウノトリが神使ということでここは子育て安産に非常にご利益があるそうです。
お守りも木で出来た「コウノトリの卵」なのだとか。

拝殿裏に回ると本殿が見えるのですが、本来なら一つなのに、三つのお宮の屋根が見えて不思議に思っていたら、この鴻神社は氷川神社熊野神社雷電神社の三社を合祀しているために本殿が3つに分かれていたようです。明治6年に三社を合祀して鴻三社と呼ばれていたそうですが、明治35〜40年に日枝神社などを7社を合祀し鴻神社とあらためたのだそうです。

裏手を散策していると・・・金網に囲まれた小山が見えました。
雑草が生えていたので、かきわけてみてみると浅間神社の文字があり、富士塚と判明。
 

2mくらいの高さですが、頂上にはお宮もあり、富士講の碑も見えました。