境の渡し 

水曜日に茨城県猿島郡境町に行ってきました。境町は利根川沿いにある町で対岸はもう千葉県関宿町という場所です。
ここには「道の駅さかい」があり良く利用をしています。地元名産の白菜などの野菜がたくさんあって安く手に入るのでお気にいりの道の駅のひとつです。
 
この道の駅に一艘の船が展示してあります。高瀬船というもので、江戸中期から明治にかけて水運が盛んだった頃に利根川で活躍をした船です。江戸に向けてたくさんの船がこのあたりも出ていたそうです。

この往時を偲ぶ高瀬船に乗ることが出来ると聞いてやってきました。現在は観光周遊として運行をしているそうで道の駅を出て利根川の土手横を走る354線に船着場の案内が見えました。
 
車で土手下まで下りて歩いていくと、見えました高瀬船です。エンジンはスクリューではなくジェットエンジンを使用しているそうです。
 

名前は「さかい丸」 全長13.4m、重さ4.2t、定員45人という船で一日4回運行をしているそうです。料金は大人200円これは安い。午後の1時15分の便に乗りました。船に乗って代金を払うと救命具を着ます。
本日の乗客は乗組み員のおじちゃん2人と乗客4名。なんとものどかな船旅の始まりです。

コースは船着場から関宿水関門まで行きまた船着場に戻る約30分のコースです。

関宿城(現在は千葉県立関宿城博物館になっています)

水門

途中にいた水鳥

ここで大きくカーブ

関宿水関門

境大橋

そしてまた船着場へ 帰りは向かい風だったのでかなり強い風に吹かれました。
 

到着

速度ものんびりとした高瀬船に乗っているととてものんびりと穏やかな気持ちになります。心地よい河の風とあいまって最高の船旅でした。

※境の渡しの高瀬船の存在は知っていたのですが、昨年に電話で確認したときは船が故障してしまっていて再開のメドがなく乗ることが出来ませんでした。今年になって再開の話を聞き早速行ってきたというわけです。船の維持は大変ですが、水運盛んだった時代の高瀬船はいつまでも残して頂きたいと願います。