おにぎりの丸かじり

全国に多くのファンを持つ丸かじりファン待望の最新刊です。

東海林さだお先生の視点のグローバルさと探究心には相変わらず劣っておらずむしろ更に広がりを続けているように思えます。
今回も高級ところ(松茸の一本食い、Tボーンステーキ、バーで味噌汁など)のラインも見事に押さえておりますが、やはり、庶民の食べ物に関するレポが凄く良いですね。

相変わらずやらなくていいのにと思いつつ、やっぱり読んですごいなぁと思うのが、「丼いっぱいご飯におかず無し!」
以前も大トロ刺身醤油無しなど、エベレスト登山のような過酷なチャレンジに挑んだ先生なんでなんてことないと思いきや、かなり過酷な登山となり何度も白米の壁に遭難しそうになりながら、登頂(完食)となったのであります。

以外だったのはあれだけいろんなものを召し上がっているのに、コンビニおでんを買ったことがないのだそうです。今回、意を決して初チャレンジされています。「コンビニおでん食いたい」「コンビニおでん食いたい つづき」というなんと連作物です。
そして更に「コンビニ中華マン食いたい」まで発展。

そういえば私は今だにカレーのお店「COCO壱番屋」に行ったことがありません。
凄く身近にあって名前を知っているけれど、行ったこと、食べる機会がないものって案外とあるかも知れませんね。

今回、一番笑ったのは「煎餅バリバリ食べ放題」です。巣鴨の煎餅店に出向いて食べ放題30分に挑戦してきたというお話。煎餅をどうして食べ放題にしたのかというお店の発想も凄いですが、それに挑戦してやろうじゃないのと出向いて行く潔さ、武士道魂が東海林先生なんですよね。カッコいいです。
東海林先生、一生ついて行きます。

この本読んでいる最中にコンビニにおでん買いに行っちゃいました(笑)
空腹時に読むには過酷な抱腹絶倒の一冊です。