唐沢山神社

今度は佐野市に向かいます。佐野の地名は佐野氏にちなんでつけられたものですが、佐野氏のご先祖というと・・・あの平将門公を討ったムカデ退治で有名な藤原秀郷なのです。
藤原秀郷が山城を築いたのがここ、佐野市にある唐沢山。今から1000年以上前です。
江戸時代になって山城禁止令により、廃城となったのですが、明治16年に子孫が神社を建立して現在の唐沢山神社となりました。唐沢山城は関東七名城にも数えられるお城なのだそうです。
ここに来るのは実に20年ぶりです。
 
昔の物見櫓があったといわれる天狗岩。ここからは関東平野が一望できるそうです。曇天ながらも絶景でした。

神社入り口です。

水琴窟がありました。竹に耳をつけて静かに聞いていると水の音が聞こえます。これは浮流だ。

もともと山城というだけあって神社の勾配や配置もその名残を見事に残しています。お堀を越えて、階段を上がってゆきます。途中には馬の訓練をした急勾配の桜の馬場などもありました。

神社の本殿は頂上の本丸跡にあります。
 
二の丸から見た本丸(神社本殿)

山の地形をたくみに生かした形状は見事としか言いようがありませんね。
神社の参道前には唐沢山荘というお店があります。食事処なのですが、竹の子とマツタケのシーズンのみ営業というお店なので今回は閉まっていましたが、木枠のなつかしい建物といい、玄関のデザインといいモダンで素敵でした。

おまけ、レストハウス前にいた猫。どこかなつかしい(江ノ島を思い出しました)雰囲気のレストハウスの店内でカキ氷を食べたのですが、下界の景色が見えて天上界で食べる甘露のようでした。