谷中の全生庵の幽霊画と愛玉子

お盆のうだるような暑い16日に谷中まで足を伸ばしてみました。
この時期の都内はとてもすいているので穴場だったりします。

西日暮里駅に下りるはずだったが暑さのせいでボケて日暮里駅に下りてしまい、駅一つぶんを歩いて夕焼けだんだんまで戻ってきて谷中商店街をぶーらぶらと。まだ午前中10時過ぎだったので商店街も店開きの途中でのどかな感じでした。そんなのんびりムードの谷中の町を歩いていくと見えるのが全生庵さんです。
全生庵HP
http://www.theway.jp/zen/yuureiga_goaisatsu.html

昨年もやってきたのですが、こちらで毎年8月に行われる三遊亭圓朝コレクションの幽霊画の展示を見にきたというわけです。
本堂の脇の展示室で幽霊画を拝見することができます。
お盆のせいか見学者もかなりいました。夏のうだる熱気をよそにここだけはなんとも涼しげな雰囲気包まれています。
昨年に見ることができなかった月岡芳年の宿場女郎図が展示してあって大感激。この絵は魂を持っていかれそうになる雰囲気が満点です。あまりにもリアルな描写が突き刺さるような幽霊画です。タイトル通りの宿場で芳年が実際に見た女郎を描いたといわれていますが、ここまでスゴイとは思いませんでした。
他には昨年も見た丸山応挙、伊藤晴雨などなど幽霊画を堪能させてもらいました。

そして、さらに上野方面に向かって夏といえばやっぱり愛玉子というわけでカキ氷がかかった氷愛玉子を食べてきました。

レモンシロップ、愛玉子、カキ氷のシンプルな甘さがとても上品で美味しかったです。