雑司ヶ谷探訪 その1 鬼子母神と猫ばあちゃんの上川口屋

秋晴れの平日木曜日、友人と二人で雑司が谷探訪をしてきました。副都心線が開通したので興味があったのですが今回はやっぱりこっちだよということで都電荒川線に乗ってみました。JR大塚駅から乗り込みます。買った切符は1日乗り放題で400円。


都電ののどかな雰囲気を味わいながら間もなく鬼子母神前に到着。参道にはイチョウ並木があります。

参道を歩くと見えるのが鬼子母神さんです。
http://www.kishimojin.jp/
1200年も続く古刹です。調度、16.17.18日にある御会式という大祭があるために町のいたるところでも準備をしていました。

本堂、鬼子母神さんといえばザクロですね。ザクロの絵馬が美しい意匠になっています。

おっと狛犬発見。境内には稲荷さんも鎮座しています。

ご近所の人が絶えず参拝をしていて信仰の厚さが伺えます。

そして、鬼子母神といえば境内にある駄菓子屋さん「上川口屋」です。名物お母さんが駄菓子を売るお店、創業はなーんと1781年!今のお母さんでなんと13代目!という鬼子母神とは切っても切れない老舗なのです。

駄菓子は今も昔も子供が大好き、実は大人も大好きだったりします。麦チョコ32円、イカ84円などを店先で食べました。あぁこの雰囲気は懐かしすぎて涙がでそうです。

駄菓子を食べている間にお母さんとお話をしました。この雑司が谷近辺は池袋駅周辺が戦災で焼け野原になったのに奇跡的に残ったそうです。往時を思い出すかのように「鬼子母神さんのご利益」としみじみおっしゃっていました。

話をしていたらどこからともなく猫が一匹。この猫はどこかの飼い猫のようです。お母さんは猫が大好きなので上川口屋にも猫がいます。歴代の猫たちの写真を見せていただきました。どの子も可愛くて写真でポーズをとっていてとても愛嬌があります。猫の話になるともう私も友人も大好きなので尽きることはありませんでした。こんな駄菓子屋さんがあったらもう一回子供に戻ってみたいなぁと思うこと間違いなしののどかな優しい空間がここには溢れています。