白髭神社と火の鳥

お正月の楽しみは神社仏閣めぐりです。
この時期だけ普段は人がいない小さなお宮さんなども戸が開かれて宮司さんがいらしたりするので境内は厳かな雰囲気になります。お正月はいくつそんなお宮さんめぐりができるかなぁと楽しみの一つです。
元旦に氷川神社に行ったので、2日には狭山市にある白髭神社に行ってきました。
実は私、今月の半ばより上尾市より荒川を渡って狭山市に引越しをすることになりました。
そんなわけでこの神社二つの参拝は鎮守神様の伝達式のようなものでもあったというわけです。

白髭神社はこんじまりしたお宮さんですが、地元の人が絶えず参拝に来てにぎわっていました。このお正月は天気が良くて青空がとても映えています。

白髭神社というと御祭神は猿田彦。渡来人の神とも言われている謎の神様です。
狭山市の近くというと・・・渡来人の神様が祭ってあるので有名な高麗神社も近くにあります。そういえば高麗神社のご祭神の高麗若王は晩年、白い髭を蓄えていて「白髭様」とも呼ばれていたとか。高麗神社にも猿田彦は祭られています。

とそんなことを考えながらふと、読みたくなったのが手塚治虫の名作「火の鳥
昨日、手元に全巻あったので読んでみました。

私が好きなのは、日本の国造りの物語で猿田彦が出てくる「黎明編」と奈良時代の我王が主人公の「鳳凰編」です。

火の鳥 黎明編

火の鳥 黎明編

火の鳥 鳳凰編

火の鳥 鳳凰編

輪廻転生を素晴らしいストーリーで紡ぎ、人の生きる意味を考えさせ、作者のメッセージとして火の鳥を通して生きるという希望が織り込まれていると思います。名作というのは時代を経ても色あせないなぁと思う作品です。

入間川の土手の風景です。
かすんで見えないのですが、天気が良いと富士山がこのあたりでも見えるそうです。
土手の枯れ草もまた春になると青々とした草に生まれ変わるのでしょうね。

※ 1月16日追記
白髭神社のご祭神は白髭大明神さんとわかりました。
白髭大明神は武内宿禰命とも猿田彦命とも高麗王若(高麗神社の神様です)ともいわれているカミサマです。
三人の中で猿太彦に今回はスポットをあてた日記にしてみました。
まぎらわしい表記でスミマセンでしたm(__)m