川越で富士登山 川越富士浅間神社

いつも通勤で使う国道16号でずっと気になっていた場所があります。
場所は川越市国道254号と交差するちょっと手前にあるうっそうとした森。
鳥居があり、横には富士浅間神社と書いてある石柱があります。
なかなか行くチャンスに恵まれなかったのですが、通勤の途中に思い切って行ってみました。川越富士浅間神社です。

この日は生憎の雨、前日には雪も降って寒さが見に染みます。
国道の横に浮島のように見えるこの姿はもしや?と思っていたらやはり古墳の上に鎮座しているそうです。
円墳で大きさは高さ5m円周42mと結構大きいです。上部は社殿が鎮座しているのでかなり削り取られてしまっているそうです。6世紀中頃の作られたものだそうな。
では早速、富士登山開始です。
高さ5mとはいえ勾配の急な階段です。

拝殿にてご参拝。天井に見事な絵が絵がかかれているそうですが拝殿は未公開です。

江戸時代にさかんだった富士講はこの川越富士浅間神社でも隆盛を誇ったそうで頂上には石碑などがたくさんあります。

裏手を回って本殿を見ると本殿があります。本殿を囲っているのは見事な溶岩出来た富士山です。

両脇にいるのは狛犬ならぬ、狛猿さん。
雨にぬれてまるでぴかぴかの御影石のような艶でいい味です。
造形が見事です。
 
後ろからみるとこんな感じです。

そして裏手に大きな穴が開いています。落とし穴ではありません、この穴は富士山の火口を模している神聖な「お穴」なのです。

7月13日には初山の神事が行われ、ここ1年のうちに結婚した花嫁と子供が初詣する慣わしがあるそうです。その時にこのお穴にお賽銭をいれるのだとか。
今年の夏の初山は是非来てみたいものです。

現在は頂上から富士山は見えませんが、江戸時代は見えたのもしれませんね。
川越で富士登山。ちょっと得した気分になるご参拝でした。