美術館、博物館のハシゴ

上野に来ると立ち寄りたくなるのが美術館と博物館です。
まずは、国立西洋美術館へ、大人気の展覧会「ルーブル美術館展」です。
朝、10時半に行ったのですが既にチケット売場もたくさんの人で入場制限もかかっていました。

ルーブルの至宝を一目見ようという人たちで会場も熱気に包まれていました。
なんとか20分くらい待ってはいることができたのですが、絵の前に人がたくさんいたので、あまりゆっくりと見る事は出来なかったのですが、素晴らしい作品ばかりでこれは贅沢な展覧会ですねぇ。
チケットにも印刷されているフェルメールのレースを編む女などは実際はとっても小さいですがスゴイ人だかり、確かな描写力があり名作にふさわしい一品でした。
ベラスケスの王女マルゲリータの肖像が見たかったのですが、ここはすいていて真近で見ることができてよかったです。

一通り見終わってから常設展を見て外に出てきてみたら、入り口では更に人が並んでいました。大人気なんですね。

西洋美術館のあとには東京国立博物館に行ってきました。
こちらは阿修羅展が始まる嵐の前の静けさでのんびりと常設展を見ることができました。
黒田清輝のフランス留学と題した展示ではたくさんの展示があり、有名な読書も見ることができます。
もうひとつの特別展は酒呑童子。40枚以上に及ぶ絵扇や絵巻などなどが展示されていました。絵扇も絵巻も酒呑童子が退治されるときの描写はかなりな残酷描写になっていて見ごたえがあります。色が鮮やかなんですねぇ。
考古展示室には大好きな「踊る人々」もありました。以前は雛壇にいたのですが、今回からはケースに入っています。まさに箱入り娘のような扱い。

平常展でも充分楽しめるのですが、ここに来たもうひとつの理由は博物館裏手にある庭園が春と秋に解放になるからです。
キレイに整備された庭園に桜が咲いていてとても静かで贅沢なお花見ができます。

枝垂れ桜が見事です。

庭園にはこの後に行った上野公園の喧騒とはうって変わってのんびりとした時間が流れていました。