紫陽花の寺その1 東慶寺、浄智寺

水曜日に鎌倉に行ってきました。6月の梅雨になるとお楽しみの紫陽花を見てみたくなるからです。今回は北鎌倉周辺の紫陽花の名刹を探訪してきました。
11時頃に北鎌倉駅に到着、既に駅で大混雑です。ちなみにこれで平日です。

駅から出て鎌倉街道を歩いて直ぐに到着するのが、縁切り寺でも有名な東慶寺です。
山門周りにたわわに紫陽花が手まりのように咲いています。

中に入りますと、境内の中も紫陽花尽し。
  

本堂にてご参拝。

そして、更に上に登ってゆきます。切り立った崖。ハナタバコという花らしい?です。満開に崖に咲いていました。
 
鎌倉は山なんだなぁとしみじみ思う地形の墓所が一番見晴らしのよいところにありました。
  



そして次に向かったのが鎌倉街道を更に歩くと見える浄智寺です。
こちらでは入り口階段で紫陽花のスケッチをする人たちがいました。
 

中に入ると素敵な風景が。
 

しばし見とれてその後で、向かったのが澁澤龍彦のお墓です。お墓参りをしたくてここには立ち寄りました。切り立った山の中腹の見晴らしの良い場所にお墓はあります。墓標名は自筆のものを掘り出していますね。
  

5月に澁澤龍彦の古寺巡礼を読み知った石峰寺のある伏見稲荷界隈を実際に歩いてきましたが、改めて鎌倉に来て見るとこの北鎌倉と雰囲気が似ているんだなぁとしみじみ感じます。
北鎌倉以外に住むならば、石峰寺のあたりが良いと生前に澁澤は言っていたそうです。
どちらも古刹があり、古い町並みで山に囲まれて緑が多く、苔むすような湿り気のある土の香りのする土地なんですねぇ。実に風情があってよいのです。