縄文人のいた町 水子貝塚公園

ここ最近、勤務先の会社が移転になるので引越し作業をしています。
思い返せば7年前も同じ8月に引越しをしていたのが判明。偶然といえば面白いなぁと思います。

今度の移転先は富士見市という場所です。東武東上線沿線の場所で254バイパスもあり、割と交通が便利な場所です。今まではさいたま市にいたのですが明らかに違うのは緑の多さでしょうか。のどかな場所がまだまだたくさん残っています。

そんな富士見市武蔵野台地と荒川低地に広がっているんですが、その昔は海だったんだそうです。大昔の縄文時代の話なんですが、豊かな海の幸がたくさん取れたそうで、貝塚が残っていると聞いてやってきました。
みずほ台駅から東に1.5キロの場所にある水子貝塚公園です。

大きな公園ではないのですが、緑も多くとても気持ちよい場所です。のんびり散歩する人、犬を遊ばせている人などがいました。

パンフレットをみると、水子貝塚昭和12年に発見されたものだそうで数回の発掘調査によって縄文時代前期の約5500年前に堅穴住居の跡に捨てられた貝塚が小貝塚を形成し、環状に分布する集落と判明したそうです。かなり大きな集落だったようですね。

公園の中には竪穴住居が復元されています。
白い石のエリアは貝塚があった場所なんだそうです。
15号住居跡の中を見てみると・・・

縄文人の家族がお出迎えをしてくれました。この15号住居跡からは30代の女性と雌犬の骨が発掘されたそうです。

資料館があるので中を覗いてみます。縄文式土器などが展示してありました。

別館の展示室に入ってみます。
発掘時の15号式住居跡が復元されています。

貝塚も展示されていました。ただ捨てていただけだったでしょうが、5500年たった今見ると美しい壁画のようにも見えてきます。

地形の模型もありました。海がこんな近くまできていたのですねぇ。

富士見市にこんな場所があったとはびっくりです。
全くのノーマークだったのでたまたま看板に引き寄せられて立ち寄ってラッキーでした。