三富新田探訪その2 狛寅の寺、多門院

さて続いてはお隣にある多門院にお参りにゆきます。
真言宗のお寺だそうで柳沢吉保の家系の流れである武田信玄の守り本尊である毘沙門天を祭っています。
神仏分離の名残として狛犬が入り口にありました。立派な狛犬です。

境内は掃除が行き届いていてとても気持ちが良いです。

本堂の前にも狛犬?いやこれは毘沙門天にちなんだ寅ですね。狛寅はじめてみました。

優雅な流れるような造形でしなやかな流れるような美しさがあります。
どっかで見たような?
なんとなく伊藤若冲の猛虎図の虎に似てませんか?
http://f.hatena.ne.jp/jakuchu/20060514084133

本堂にてお参り。
欄干に黄色いものがたくさん。

身代わり寅というものだそうです。我が家の分も一匹授与してもらって奉納しました。

本堂の手前に不思議な石像があるのを発見。
鬼のようです。石の上に登って題して「鬼の悟り」
手前には誰かが作った力という1円で作った文字。なかなか粋ですね。

更に裏手に回ると大津絵のような鬼の石像。角が折れてしまっています。
風貌がちょっと西洋の悪魔のようにも見えますネェ。

毘沙門天というだけあって力を現すものがたくさんありました。