三富新田探訪その3 木ノ宮地蔵堂とさつまいも農園はやし園

三富新田の地割基点は木ノ宮地蔵堂なんだそうです。神明神社や多門院に程近い場所にあるので立ち寄りました。
木ノ宮地蔵堂坂上田村麻呂建立という伝説があり、三富新田開発よりも前にあったそうです。

大きな地蔵堂です。天井絵が素晴らしいらしいです。

裏にも小さな地蔵堂がありました。中には可愛らしいお地蔵さん。

境内には三富開拓地割遺蹟の碑がありました。
江戸時代に作られた縦長の短冊状の地割が今も残っています。


地蔵堂を後にして、続いては上富に向かいます。
上富を通る県道56号線(さいたま上福岡所沢線)はさつまいも農家がたくさんあり、今調度さつまいも堀りや直販がシーズンとなっていました。
道路にたくさんの「富のいも」の旗がはためいています。

そんな上富にあるさつまいも農園「はやし園」に行ってきました。
ここで買ったのは今がシーズンの紅東と紫イモ。どちらもおいしそうな取れたてのさつまいもです。はやし園ではさつまいも掘りも体験できるそうです。
友人のお土産にと思って買い求めたのが川越の名品種「紅赤」で造った芋焼酎「富の紅赤」です。
 

ちなみにこの「はやし園」のご主人がなんとあの「いも神社」の宮司さんでもあるんです。
面白いですよねぇ。実はこちらのHPを見て知って今回の探訪は始まったというわけです。
http://www.kawagoe-imo.com/

買い物を終えて裏手に回ってみると、見渡す限りのさつまいも畑。関東ローム層がさつまいもの栽培に適しているそうなな。江戸時代には人々の食を救ったさつまいも、実ばかりしか普段は目がゆきませんが実は葉っぱや花もとても美しいんですねぇ。この美しい風景がいつまでも続きますようにと心から願うばかりです。
   

家に帰って早速、蒸し器を取り出してさつまいもを蒸かしました。
 

蒸かすこと30分。ふかしいもの完成です。
素朴な味は最高です。・とても美味しかったです。
10月になると紅赤が収穫できるそうなのでまた訪れたいと思っています。

今回の探訪の前後調査で三富新田の歴史など三芳町民俗資料館のHPの資料がとても役立ちました。
http://www.jade.dti.ne.jp/~miyoshir/index.html
こちらにも近日中に訪れてみようと思います。