川越祭

10月の第三土曜、日曜は川越では川越祭が行われます。
初日は、氷川神社神幸祭が執り行われ、神が神輿に乗り各町内をめぐります。この儀式が終わった後に各町内自慢の美しく飾り立てた山車が街を練り歩きます。
二日目は夜になると山車が揃って練り歩く揃い挽き、山車同士が正面を合わせて競いあうという挽っかわせが行われ、祭りの熱狂はピークに達します。山車の提灯の灯りが夜の景色に映えてとても美しいものです。
山車の大きさは約8m、重さは5トンにもなるそうです。
蔵の町通りには昔は電線があったのですが、埋没工事が完了したため、山車が通るときに人形がぶつからなくなったそうです。
この川越祭は今から360年前の江戸時代、川越城城主の松平伊豆守信綱が氷川神社に神輿や祭礼用具を寄進して祭礼を奨励したことからはじまるそうです。

そんな川越祭、実は一度もきちんと見たことがありませんでしたので今回、行ってきました。西武新宿線本川越駅に到着。既にここでスゴイ人です。

外に出てみると、歩行者天国で人がたくさん。本川越駅前にこんなに人がたくさんいるのをはじめてみました。

蔵の町並み方面に向かってゆくと、山車が見えました。
これは新富町二丁目の鏡獅子の山車です。

上で踊るタヌキ?のようなキツネがいい味で踊っています。

途中でおかめにもチェンジ。

今回の山車は全部で19台出揃ったそうです。

更に進むと山車ではないですが、特設の舞台でお囃子と舞を踊っています。

ここで見えたのが、連雀町の道灌の山車です。


更に進むと先はもっとたくさんの人出でいっぱい屋台もたくさん出ていました。

お囃子の音色を聞いてると実に耳心地良いです。山車の練り歩く川越の風景は日本人の心に染み込んでいるDNAを呼び覚ますものがあります。

同じ道を戻ろうとしたら向こうから山車が一台きました。
仙波町の仙波二郎の山車です。

八幡様が祭られているので山車がご挨拶をしているようでした。
ここでスゴイのを見ました。山車の土台が回転をして神様の方を向きました。そして神様と山車が正面をあわせることが出来るんです。この山車に乗っていたキツネの舞。

トランス状態のような神がかった見事な踊りで、引き込まれしまいました。

駅に着いたら更に人手が増えてします。
祭りの夜はこれからです。