ますむらひろし 宮澤賢治童話作品集
富士見市図書館には漫画本もたくさん所蔵されています。
懐かしい漫画や一度読んでみたいものが結構あるので最近は半分くらい漫画を借りていました(笑)
ここで見つけたのが、ますむらひろしの漫画作品です。
アタゴオル物語の世界を一度読んでみたかったので、アタゴオル物語、その後に発売されたアタゴオル玉手箱を読んでみました。
ヨネザアド アタゴオルの国のファンタジー溢れる空想の世界がとても素晴らしくて、一気によんでしまいました。
読後感が非常に良いんですねぇ。
- 作者: ますむらひろし
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 1992/10/01
- メディア: 単行本
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アタゴオル物語を私が知ったのは今から20年以上前の高校の現代国語の教科書にアタゴオル物語の一話が載っていたからです。今読んでも全く色あせないこれはスゴイ。
そして、そんなますむらワールドの漫画が他にもたくさんあったので今回読んでみました。
ますむらひろしは宮沢賢治の童話を漫画にしています。有名なところでは映画にもなった「銀河鉄道の夜」。これはもう文句なしに素晴らしいです。
銀河鉄道の夜―最終形・初期形〈ブルカニロ博士篇〉 (ますむら版宮沢賢治童話集)
- 作者: ますむらひろし,宮沢賢治
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 2001/07/01
- メディア: 単行本
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箱入りの美しい装丁カバー。群青色の背景に列車の絵。おぉこれは!999の豪華ではないですかと喜んでみてみると・・・・・なんとタイトルは「銀河鉄道の夜」と書いてありました(笑)
しかし、その本を読んでみると一気に引き込まれる幻想的な世界が広がっていてすっかり夢中になって読んでしまいました。その後は自ら図書館などで宮沢賢治の童話を読み漁って今に至ります。
これが私と宮澤賢治の出会いとなったわけで今となっては間違えて本を買ってきた父親に感謝しないといけないですねぇ。
漫画になった宮沢作品は他にもたくさん。
風の又三郎、どんぐりと山猫、猫の事務所、カイロ団長、洞熊学校を卒業した三人、雪渡り、などなど。どれもこれも味わいがあっていいです。
カイロ団長 洞熊学校を卒業した三人 (ますむら版宮沢賢治童話集)
- 作者: ますむらひろし,宮沢賢治
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 1999/10/01
- メディア: 単行本
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風の又三郎―雪渡り・十力の金剛石 (ますむら・ひろし賢治シリーズ)
- 作者: ますむらひろし,原作: 宮沢賢治
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 1995/05/30
- メディア: 文庫
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グスコーブドリの伝記です。10歳の時に買ってもらった銀河鉄道の夜の本に収録されていたのですが、これはもう・・・久々に30年ぶりに読んだのですが見事に泣いてしまいました。
- 作者: ますむらひろし
- 出版社/メーカー: 朝日ソノラマ
- 発売日: 1995/10
- メディア: コミック
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ますむらひろしは宮澤賢治の童話作品を漫画にするにあたってセリフなど原作のままを使い、一切余計な着色をしなかったそうです。そんな原作に忠実な作品なので昔、読んだ活字の童話の世界の記憶を違和感なく呼び戻しました。
個人的には、「クラムボンはかぷかぷ笑ったよ」でおなじみの「やまなし」が大好きなのでこれが漫画だったら是非、読んでみたいですねぇ。