福正寺の踊躍念仏

晴天の11月23日に栃木県上都賀郡西方町にあるお寺、福正寺さんに行ってきました。
昨年も同じ11月23日に来ています。現世に蘇った踊躍念仏を見にきました。
昨年の様子→ http://d.hatena.ne.jp/monksiiru/20081124
※踊躍念仏のいわれなどを記載してあります。

お寺の周りはすっかり冬の景色になっています。
後ろには高速道路が見えます。山が紅葉していますねぇ。
  

午後2時前から結願法要がはじまりました。
  

法要の後はいよいよ踊躍念仏です。
昨年は5人での披露でしたが、今年は6人に増えたそうです。
鐘と太鼓の厳かな音色から始まります。
5分くらいしてから念仏が聞こえてきます。

念仏というと、静かに座ってというイメージがありますが、この踊躍念仏は踊り念仏というくらいで練り歩いて尚且つ、読経をするのが見ていても楽しいです。


打ち鳴らす鐘の音の共鳴や読経も節のような感じ繰り返してゆきますから、いつの間にかふわっと身体が舞い上がるような高揚感に溢れ、不思議な感覚にとらわれてゆきます。

動きは静かな動作からどんどんと激しい動きなってゆきます。
感極まっての喜びを全身で表しているかのようなダイナミックな動きは普段みる読経とは全く違ったものです。そしてその力強さが素晴らしいです。





そして最後はまた静かな読経で終わりました。


終わった後で、鐘を持たせていただいたのですが、2キロくらいの重さがあるでしょうか。
これを左手でずっと同じ位置でもち続けるのは大変なことですね。

副住職さんのお話で、これからもずっと続けてゆきたいという力強いお言葉がありました。
見るものにたくさんの力を与えてくれるこの力強い踊躍念仏。
これからも続けて披露してほしいものです。
また来年も見に行きます。