熱海旅行その2 起雲閣
熱海城から湯〜遊バスに乗り、熱海の中心部にある起雲閣に向かいました。
このころは結構な大雨になっていましたがこの雨がなかなかいい感じに思えてきました。
起雲閣は大正8年に別荘として建築された贅をこらした建築物です。昭和22年に旅館として生まれ変わり、著名な文豪人たちが宿泊逗留をしたそうです。
建物は丸く作られており、真ん中にある日本庭園がこれまた素晴らしい。
早速中を見学させてもらいました。各部屋には名前がついています。
まずは麒麟。青が印象的です。
玉姫と玉渓、手前のタイルとステンドグラスのサンルームがとてもキレイ。
ここでガイドボランティアの方に起雲閣のことを詳しく説明をしてもらいました。
ステンドグラスもサンルームと今から77年前のものだそうで、しかも日本製。
ガラスも当時のもの。ちょっとゆがみのあるガラスと木枠がいい雰囲気です。
実にシックで落ち着いたモダンな雰囲気をたたえています。
ここからは各部屋に著名な文豪たちの展示がありました。
山本有三、志賀直哉、尾崎紅葉、太宰治などなど。
三島由紀夫は新婚旅行に訪れたそうな。
一周を回ってから、階段を上がって麒麟の2階にある大鳳へ。
これまた素晴らしい風景が!
雨が降っていたので、建物から木の香りがしてきてとても心地良かったです。
窓の景色がまるで一枚の絵のように見えます。
これはきっと雨の日の特権なんでしょうね。
喫茶室でちょっと休憩もしました。
抹茶と和菓子を食べながらホッと一息。
起雲閣にはゆったりした時間が流れていました。