東京都美術館 ボルゲーゼ美術館展、上野東照宮

昨日、都内は18度以上の気温で暖かな一日でした。
そんな陽気に上野に行ってきました。上野公園も朝からたくさんの人が訪れていました。
公園の中心から少し離れて静かな東京都美術館に行ってきました。
お目当てはボルゲーゼ美術館展です。
公式HP http://www.borghese2010.jp/
東京都美術館は4/5から改修工事に入り2年間休館になり、このボルゲーゼ美術館展が休館前の展覧会になるそうです。

さて、中に入るとなんだか高齢者の方がやたら多い。朝の9時ちょっと過ぎたばかりなのに結構お客さんがいます。今日はシルバーデーだったそうです。早く来て良かった。
早速、のんびりと鑑賞を始めました。
ルネサンスからバロックまでも数々の名品が惜しげなく展示してあります。
これは凄い。豪華な絵がこれでもかと目に飛び込んできます。
実に贅沢です。

ルネサンスというとボッティチェリの絵が好きなんですが、弟子たちと描いた聖母子、洗礼者ヨハネは優しい色合いでとても美しいものでした。

そして、一番の人だかりが見えました。今回の目玉になっているラファエロの「一角獣を抱く貴婦人」です。
やさしい気品のある美しい貴婦人の肖像画です。

この絵は修復前は違う聖女に塗りかえられ、一角獣も消されていたそーです。20世紀に修復をし、美しい姿に戻ることができたそうです。しかし、巨匠ラファエロの名画をまったく違う人が上書きしてしまったという実に謎に包まれたミステリアスな話ですねぇ。
そのほかにもたくさんの作品をじっくり堪能できて良かったです。

この後は、上野東照宮に行ってみました。
この時期はぼたん祭りが行われてこちらもたくさんの人がいました。
 

参道を歩いてゆくと、いつもとちょっと違う風景?
  

社殿にシートがかかっていました。社殿に見えたのはシートに描かれた絵でした。。
昨年平成21年1月より修復工事が始まったそうです。以前に見たときには素人目に見ても社殿の塗りなどがはがれていたのを思い出しました。1651年建築ですしねぇ。左甚五郎作と言われる昇り龍も大分年ととったようです。
 

修復されてまた以前の美しい姿に戻るのがとても楽しみです。