伊豆探訪その2 天城神社とイノシシラーメン

伊豆極楽苑を後にして、天城方面から熱川に抜けることにしました。なので必然的に天城越えをすることに。
途中、伊豆極楽苑の館長さんに教えてもらった天城神社に立ち寄ります。
静かな山の中腹に天城神社はありました。

社殿の前にいるのは一対の狛犬



あれ?なんだか変な形。
阿形が二つ。しかも同じ方向に顔が向いています。

館長さんからいただいた資料を見ると、この狛犬の由来に「弘法さんと狛犬」という昔話が伝わっており、狛犬天城山から里に下りてきていた山犬を見張るために天城山の方向を向いて睨みをきかせているのだそうです。
見れば見るほど笑ってしまうユーモアある狛犬さん。
どうして面白いのかというと造形がヘタウママンガみたいに面白いだけではなく顔が人間の顔だからなのですね。鼻の形なんてもうね、人間そのもの。

作られたのは明和2年(1765年)今から250年くらいまえの江戸時代。一体どんな石工が作ったのか実に興味をそそられますね。
狛研の円丈師匠もこの狛犬注目していたようです。
http://enjoo.com/komaken/kaiin/amagi1.htm
しかも修善寺周辺に兄弟たちがいるようですね。
次回のフィールドワークに再探訪してみたいです。

さて、昼になったので、道の駅天城越えにてお昼ご飯。このあたりはイノシシが名産だとかで、イノシシラーメンとイノシシ汁定食を注文。
イノシシラーメンにはイノシシ肉のチャーシューが入っています。歯ごたえのあるイノシシ肉は臭みもなく言われなければ豚肉と思うくらいで美味いです。

イノシシ汁定食はかなり濃い味噌仕立ての汁にイノシシ肉が入っています。臭みはなく美味しかったです。

隣接されている昭和の森会館にも入ってみました。

伊豆にゆかりのある文豪、井上靖川端康成などの資料があったり、庭には井上靖の旧邸があったりと結構見ごたえがあって楽しめました。

昔の著書がたくさん展示されていたのですが、装丁が見事なものが多くてそれだけでも楽しめます。伊豆の長八の作品もひとつだけあったりとなんだか得をした気分でした。