空海と密教美術展と納涼妖怪幽霊つくし

お盆休み中の16日に上野に行ってきました。
上野駅について公園口を出たらたくさんの人・人・人・・・

動物園、国立科学博物館に行く親子連れがたくさんいます。

そんな中、東京国立博物館に向かいます。
こっちも結構な人ですねぇ。ちょっと年齢層は高いですがw

  
 
お目当ては特別展の「空海密教美術展」です。
http://kukai2011.jp/

会場に入ると午前10時ですが、もうたくさんの人です。ガイドレコーダーを借りるにも人が並んでいます。
係りの人に聞いたらBSにて特集が組まれて放映されてからさらに人手が増えたそうです。
早速なかに入りましたが、もう人がいっぱいでのんびりと見ることは難しいです。
そんな中をなんとか少しずつ見て進みます。
そして、見えたのが両海曼荼羅図 血曼荼羅金剛界)です。
大きな大きな曼荼羅に圧倒されます。
曼荼羅の名のごとく平清盛の頭の血を着色に使ったとか・・・並々ならぬ願いを託したのでしょうねぇ。
空海の書などを見て更に進むと最後のブースにそれはありました。
立体曼荼羅の仏像達。
東寺の8体の国宝仏像が今回見られるというありがたい展示です。
遠くから見て近くからみて力強い仏像を堪能いたしました。
やはり、帝釈天騎象像は凛々しくて猛々しく美しかったです。

特別展を見た後には本館の常設展を見てきたのですが、そこで見つけたのは河鍋暁斎の「地獄極楽図」大きな絵で見ごたえ満点です。
これを見れただけで来たかいがあったと思えるほど。

そして、2階の企画展示もまた楽しいものでした。
「博物館できもだめし−妖怪、化け物 大集合」と銘打って、天狗、河童、狐、妖怪などにちなんだ絵や写本などが展示されていました。

 
鳥山石燕百鬼夜行拾遺 や餓鬼草子、百鬼夜行の模本などが展示されていたのでじっくりと見てきました。そして、葛飾北斎の妖怪、幽霊の浮世絵。
納涼にふさわしい企画でした。
写真は階段に現われた百鬼夜行の妖怪たち。こんな楽しい趣向があるので東博通いはやめられません。

東博を出た後は、谷中方面に向い夏といえばアレ。
愛玉子(オーギョーチィー)を食べてきました。

これはカキ氷を乗せた、氷チー。
さっぱりしたレモンシロップがたまりません。
 
 
そして、8月といえば円朝祭り全生庵さんにて幽霊画を拝見。
やっぱりここの幽霊画は格が違います。ホントに怖い。そして美しいです。

暑い中でしたがひんやりとした涼をもらいました。