増上寺、徳川家墓所と三解脱門特別拝観

昨日、東京芝にある増上寺に行ってきました。
夕べの雨から一変して秋晴れの気持ち良い天気になりました。

大門をくぐり、三門をくぐります。
今回のお目当ては二つ。徳川将軍家墓所の拝観と三門(三解脱門)の特別拝観です。
  
  
秋空に映える大殿と東京タワー。

徳川将軍の墓所は本堂裏手にあるのでぐるっと境内を回ります。拝観料は500円です。

中に入ってみると、立派なお墓がございました。さすがは徳川家。

こちらは秀忠とお江の墓です。大河ドラマブームで一番人気のようです。

こちらは家茂と和宮。通常は夫婦で一体のお墓なのですが、降嫁ということがあって和宮は別格ですね、ひとつずつお墓がありました。
  
  
調度この日は本堂にて結婚式も行われていました。隣にある安国殿では七五三の祈念も執り行われていました。
さてさて、お目当ての三解脱門に向かいます。
いつもはくぐっている門の楼上を特別公開です。戦後初の公開ともあってたくさんの人が拝観に並んでいました。

並ぶこと20分くらいで中の受付に到着。
記念品と説明をもらうのですが、ここからが急な階段を登ってゆくので気をつけてくださいとのこと。

はじめの階段はらっくらく。しかーし、その後の階段はもはや階段というよりもハシゴでした。これは気をつけないといけませんねぇ。私の前の女性、ちょっと足が外れてしまって叫んでましたもん。

苦労を経てようやく上に上るとそこには素晴らしいご褒美が待っていました。
釈迦三尊に十六羅漢様や歴代上人の仏像です。
増上寺の羅漢様といえば、今年の春にみた狩野一信の五百羅漢図を思い出しますがこちらの羅漢様も負けず劣らず立派なものです。しかも大きい。坐像なのですが等身大以上ありそうですねぇ。

仏像に見とれた後にふと開いている窓の外をみたら大門の向こうまで見晴らしの良い景色が広がっていました。
江戸時代には海が見えたそうです。

記念品に竹のしおりをもらったのですが、ここに江戸時代の黒本尊開帳図が印刷されています。こちらの絵を見てみると楼上に上っている人々の姿が描かれています。

江戸っ子たちも見晴らしの良い楼上の景色を楽しんでいたことでしょうねぇ。