川の底からこんにちは
ライムスター宇多丸さんのラジオ番組、シネマハスラーを良く聴いています。
http://www.tbsradio.jp/utamaru/cinema/
宇多丸さんが実際に映画館に足を運んで見た映画の批評はとても楽しいです。
リスナーの方達から投稿された批評も賛否ともに紹介されてこちらも良いです。
しかも、毎回見る映画はさいころで決められるというルール。なので見たくない映画もみなくちゃいけないのですが、そんな中でも一生懸命良いところを探してくれる常に全力の宇多丸さんが私は大好きです。見たくない映画が時としてみたくなるというマジックもあります。
逆に食いつきのよい作品のときの食いつきは最高の盛り上がりになっています。
そんな食いつきのよい映画がこれでした。
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「自分は中の下」「しょうがないから頑張る」
主人公の佐和子(満島ひかり)はなんとなく駆け落ちして東京に出てきて、彼氏に捨てられてそのままなんとなく派遣OLで過ごしてきて、なんとなく同じ会社のバツイチ子持ち男とつきあっている上京5年目に実家の父が倒れたことから、故郷に子持ち男を連れて行き、シジミ工場を継ぐようになります。
工場は火の車で倒産寸前、従業員のパートのオバちゃんはいうことを聞かない状況。そんな中で工場の再建に向かうのですが、「自分は中の下」「しょうがないから頑張る」といったやる気のない他人任せの脱力しきった態度では誰もついてきません。
しかし、ある出来事がきっかけで佐和子が目覚めます。まさに覚醒。いままで惰性で生きてきた姿から捨て身で自分を全てさらけ出してがむしゃらに動き出します。
その姿が実にイイ。
工場は佐和子とオバちゃんたちのパワーで盛り返し、最後はいい味でのハッピーエンドでおかしくて笑えて泣けました。
舞台が茨城の霞ヶ浦なんですね。あのあたりのしじみ漁ののどかな風景がまたたまらなくいいです。
海ではなくて湖。あさりではなくてしじみ。
そこがまた、味があっていいですねぇ。しじみっていい出しが出て美味いんだけれどマイナーな位置。そんなしじみが見終わるころにはなんとも愛おしくなってきますw
そして、
主人公の木村佐和子役の満島ひかりが最高にイイです。
満島ひかりといえば、以前に見た
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すっかり満島ひかりが気になってしまったのでついでにこちらも借りてきました。
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