義母の死から・・・その後

気が付けば、もう10月の半ばになっていました。
義母の葬儀を慌ただしく終えた2月のあの日から半年がたっていることに改めて驚きます。

そして、四十九日法要、納骨を済ませて、新盆、お彼岸を迎えてもまだやっぱり実感がないんです。私たちにとって時間はあの日から止まったままなのです。

6月に相手側の判決が出て、控訴しなかったので、そのまま判決通り、過失運転致死、禁固1年4月、執行猶予3年という刑が確定し、刑事裁判は終わりました。
相手にとっては区切りなんでしょうね。私たちは違うけれど。

今回の事件に当たってはたくさんの方に相談に乗ってもらい、裁判の時点で会社で懇意にしている弁護士さんに依頼をして、傍聴同行をお願いしていました。
裁判が終わった後に、事件記録が見られるというので弁護士さんに謄写をお願いをしていました。そして、先日やっと、取れたという連絡があり、一昨日に我が家に郵送で送られてきました。

届いた書類は「刑事起訴記録」というものです。
100ページに及ぶ事故の記録が生々しい現場写真とともに記載されていました。

一番辛かったものはゴミ集積車の前方下に挟まったままの自転車が写し出されていた画像を見たときです・・・。
義母があんな、狭いところに挟み込まれていたなんて・・・さぞ痛かっただろうと思うと辛くて悲しくて・・・。

そして、現場検証の画像をみてやはり思うことは、どうしてこんな見通しの良い場所で事故が起きてしまったのかという疑問なのです。
あの道路を通るたびに、同じようにもう数えきれないくらい自分で車を運転して走って検証しました。でもやっぱりどうしても理解できないのです。
そして、交差点に相手が置いたであろう献花があることがとてもやりきれない気持ちになるのです。裁判でも献花を主人がやめてほしいと言ったのにね・・・。

たまーに事故を起こした会社の車輛に出会うことがあります。車両の後方に「交差点進入時注意、高齢者、歩行者注意」とステッカーが貼ってあるのですが、事故時の車輛にはついていませんでした。
事故後につけたのでしょうか?だとしたらそれ以前はそういう注意喚起をしていなかったのか?とも考えてしまうのです。

弁護士さんに相手との交渉をお願いしているので、こちらに直接連絡が来ることはないのですが、裁判後に相手側からお墓詣りに来たいと矢の催促があったそうですが、お断りしました。

遺族の悲しみを少しでも理解してほしいと思うばかりです。