一億円の雛人形

もうすぐ、三月になって雛祭りがありますね。さいたま市岩槻区は雛人形の町として有名です。もともと桐のくずを利用して雛人形産業として発展したとか。旧街道の道路はシーズンともなると雛人形のお店がこぞって旗振ってお客さんを誘導しています。

ここで一番大きいお店は「東玉」さんでしょう。人形販売のほかにも博物館まで持っています。一度だけですが、雛人形を見に行ったことが
あります。東玉HP http://www.tougyoku.com/top.html

東玉に潜入した理由は一億円の親王飾りがあると聞いたからです。
しかし、ただで見ると説明もしてもらえんので、弟の子供のお祝いに見に来ましたってことでお店の人に案内をしてもらいました。
本館の上階に雛人形がたっくさんいます。親王飾り、三段、七段などもうフロアー中が雛人形だらけです。顔が見慣れないのがあったのでお店の人に聞いてみると関東の作りと京風で顔が違うそうです。へぇー初めてしりましたよ。

そして笑ったのが茶髪の雛人形・・・。変だよ絶対これ。

お店の人の説明を受けていよいよ、お目当ての一億円のお雛様にご対面です。

デカイ!座っていてもかなり大きいです。3歳児くらいあるのではないでしょうか?座っていてもかなりの迫力です。親王飾りなんですがこんなに大きいと飾れる家ってかなりでかくないと無理ですね。というか雛人形が住む家が必要そうです。
作者の方がお孫さんだったか?が生まれたときに作られたものだとか。人間国宝の人だったかな?んで価格が一億円だと。売れましたか?聞いたらとまだ買い手はいないとか。

でもここの雛人形は安いのでも10万円以上するし、100万円とかね500万円とか雛人形の価格設定がよくわからない私にとっては凄い世界だなと思いましたわ。

ごゆっくりご覧下さいって言われてフロアーに一人にされてしまったんですが、あっちみてもこっちみても雛人形の顔、顔、顔、今にも歩き出しそうでなんか怖い。
夜なんか宴会でも開いていそうな気もしなくもない雰囲気ですよ。
五人囃子もいるしねー。

なんで雛人形が怖いのだろうか?後で思い出してみたら高校生のときに流行ったあのマンガ!美内すずえ雛人形のホラーマンガがトラウマになっていたのでした。
山岸涼子のマンガ「私の人形は良い人形」のおかげで市松人形も怖くなって欲しかったけれども断念。

妖鬼妃伝 (白泉社文庫―美内すずえ傑作選)

妖鬼妃伝 (白泉社文庫―美内すずえ傑作選)

岩槻では夏になると区役所の前に雛壇置いて市民が雛人形になるというイベントがありますので歩くお雛さまをみたい方は是非行ってみてください。(東玉のHPのイベントのところでその様子を見ることができます)
お土産には田中屋さんの時の鐘最中どうぞー。

私の雛人形の思い出と言えばうちの兄貴のマジンガーZと戦い見事にポキっと首もげちゃって母上にこっぴどく叱られたという暗黒歴史を作りました。